【ショートストーリー】写真集・画集のある古い珈琲ショップ。
その珈琲ショップには、
写真集や画集がたくさん置いてあった。
客は、自由にそれを眺めることができる。
古い建物を改装したらしく、
落ち着いた時間を過ごすことができる。
テーブルや椅子、本を置いた棚など、
歴史を知っているような昔のものだった。
そして、
比較的明るい照明でテーブルだけを照らしている。
写真集や画集を見るための照明だった。
僕はいつも彼女に連れられて、この店にやって来る。
ふたりで画集を見ながら、
その中の絵について取り止めもない会話を楽しんでいた。
珈琲2杯で、
ちょっといい時間を手に入れることができる。
ふたりのお気に入りの店だった。
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