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【マーケ基礎】お客さま仕様。

さまざまな事柄に
“こだわり”を持つようになってきた日本人。

高度成長期のように、右へならへで、
同じものを欲しがる傾向は弱くなってきました。

自分の好み、
自分らしさをハッキリ示すようになりました。

こうなってくると、お店としては、
お客さまの好みに合わせていくことが難しくなります。

流行りのモノを置いているだけでは、売れません。

お客さまが欲する、細かな要望に応えなければ、
勝ち残ることができなくなってきます。

ハーゲンダッツやサーティワンがオープンした頃、
人びとは、そのオーダーシステムに戸惑いながらも、
すぐに慣れ、自分の好みに合ったアイスクリームを
探す(創り出す)ことの楽しさを知りました。

最近では、
スターバックスが同じようなシステムで流行りました。

もちろん、メニューの中から
簡単にオーダーすることもできますが、少し慣れた人は、
細かなオーダーで自分の好みのものにします。

たとえば、ミルクひとつでも、
「ノンファット」か「ローファット」、
あるいは「豆乳」か。
量は、「多め」か「少なめ」か。
泡の量は、「多め」か「少なめ」か「なし」か。
温度は、「熱め」か「ぬるめ」か。

このように、非常に細かくなっています。

これほど、こだわるお客さまがいるということです。

また、こうしたオーダーを楽しんでいるのです。

このような現代のお客さま指向の例を、
他の業種で見てみると……。

・百貨店や寝具専門店では、
 枕のセミオーダーが出てきました。

・オリジナルの香水を作れるお店もあります。

・好きなおかずを選んで、
 重さで代金を支払うお弁当も以前からあります。

・犬や猫の写真をTシャツやマグカップに
 印刷してくれるサービス。

・オリジナルのラベルを貼ることができるワイン。

・自由に行き先を組めるパッケージ・ツアー。

・煎餅に、レーザーで絵を描き、
 結婚式の引出物にするサービス。

このように、さまざまな業種で
「セミオーダーメイド」のサービスを実施しています。

あなたのお店でも、
「お客さま仕様」に対応することを考えてみてください。

必ず、“常連さん”が増えます。

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佐藤きよあき
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