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【マーケ基礎】お客さまが来ないなら、売りに行け!

お店は、お客さまに来ていただいて商売が成り立ちます。

これは、至極当然のことです。

すると、客足が減少していくと、
店主としては悩みますよね。

“価格を下げようか”“品揃えを替えようか”
“チラシを配ろうか”。

あれこれ手立てを考え、実行してはみるものの、
いま一歩、伸びない。

もう、お手上げ状態だ、という店主はたくさんいます。

そんな時、私がいつも口にすることがあります。

『お客さまが来なければ、売りに行けば良い』。

これは、あくまで1つの手段ですが、
かなり効果的な方法であることは間違いありません。

その根拠として、次のようなことがあげられます。

・日々の生活が忙しく、お店に行く時間がない。
・歳を取って、外出が困難。
・駐車場がないお店には、行きにくい。
・郊外に住んでいるため、
 それだけのために行くのは面倒。
・営業時間内には、行きづらい。

これら、さまざまな理由によって、
“本当は行きたいけれど、行けない”
という潜在的なお客さまニーズが必ずあるからです。

行きづらいというだけで、
需要がないわけではありません。

●移動販売●訪問販売●出張サービスには、
ビジネスチャンスがたくさんあります。

既存のサービスを見ても、
その可能性を知ることができます。

田舎の方へ行けば、軽トラックの荷台に、
野菜や肉、魚などを積んで、
売りに来ている方がいまだにいます。

車社会になったとは言え、
やはり高齢者が車で遠出することはできません。

そこに、需要が残っています。

牛乳の宅配も、最近また復活してきました。

健康指向が、後押ししています。

小さな牧場が、地域の住民と契約して、
牛乳やヨーグルトの宅配で
成功している例もたくさんあります。

このように、特に日常性の高い商品は、
“売りに行く”ことで、
売り上げを増大させることができます。

「行くのは面倒だけど、来てくれるのなら」
というニーズは、身近なところで眠っています。

“うちは日常性のある商品を扱っていないしなぁ”
と考えるのは早計です。

たとえば、家電店なら、
“売ってしまえば、もう何年も必要ないし”
ではありません。

エアコンや換気扇の清掃など、
メンテナンスを売り込むこともできます。

また、高齢者なら、照明器具のランプの交換や
時計の電池交換なども考えられます。

自分でできるだろう、と思うことでも、
高齢者にとっては困難な場合も多々あります。

こうした細かなことを「訪問サービス」することで、
お店に対する信頼も増し、
他の商品の購買にもつながるのです。

あなたのお店の商品を“売りに行く”のなら、
どんな方法が考えられますか?

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佐藤きよあき
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