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マーケティング基礎講座

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2024年12月の記事一覧

商人魂(繁盛事例):ある和菓子屋さんの一番人気は、「肉野菜炒め定食」!?

みたらしだんご、栗かのこ、 豆大福、桜もち、草もち……。 昔ながらの和菓子を60年以上作り続けるお店が、 東京都文京区本郷にあります。 創業は明治10年。 145年の歴史となりますが、 当初は青果店として開業し、2代目の時に、 かき氷やアイスキャンデー、ぜんざい、 あんみつなどを売る甘味処となり、 67年前、3代目が後を継ぐこととなった時に、 和菓子を作るようになりました。 現在87歳の店主が後を継いだのは、20歳の時。 突然2代目が亡くなり、 残された5人の幼い弟と

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【マーケ基礎】田舎へ行って、一旗あげよう!

「都会へ行って、一旗あげよう!」と意気込んで、 都会を目指す人はたくさんいます。 地方の時代と言われながらも、 地方の活性化はいまだ進まず。 就職先は無く、商売を始めるにも、 お客さまになってくれる人口が少ない。 田舎に住んでいる者として、 都会へ出る人の気持ちは理解できます。 しかし、都会へ出れば成功できるのでしょうか。 残念ながら、ほとんどの人はできません。 良くて、食べていける程度。 挫折して、田舎に戻ってくる人も少なくありません。 都会には選択肢がたくさ

【マーケ基礎】お客さまの質問に答えられない時はチャンス!

どれだけ商品の勉強をしていても、 お客さまからの質問に答えられない時はあります。 高度な専門知識が必要だったり、専門外の質問だったり。 それは仕方のないことです。 しかし、ここで「わかりません」のひと言で 終わらせるべきではありません。 「調べてまいります」「聞いてまいります」 という行動が必要なのです。 できる限りのことをして、 お客さまに納得してもらう努力をしなければいけません。 その場でわからなければ、 「調べておきますので、ご連絡先をお教えください」 と伝

【マーケ基礎】センスを磨き、セレクトショップへ。

人がモノを選ぶ基準は、何でしょうか? 機能? 性能? 価格? デザイン? すべて重要な要素ですが、最終的な判断基準は、 ほとんどの人が「デザイン」です。 つまり、“見ため”。 「人は見た目が9割」という本があったほど、 人でさえ見ためで判断してしまうのです。 真面目で誠実な男性がモテず、 中身の無いチャラ男がモテたりするのも、 女性が“見ため”だけで選んでいるからです。 「ミニ・クーパー」という車がありますが、 非常にファンが多く、人気があります。 ところがこの

【マーケ基礎】情報は、発信“し続ける”こと。

私のお客さま。 すなわち、コンサルを依頼されたお店のホームページや SNSを見させていただくことがありますが、 ほとんどの場合、お店が儲かっていないことを ホームページやSNSが物語っています。 文章を読まなくても、ひと通り見るだけでわかります。 デザインや内容のレベルが低いことは別として、 頑張って作っているにも関わらず、反応が無い。 そんな時には、必ず同じ原因が考えられます。 ホームページ・SNSに「情報」が無いのです。 「商品説明もこだわりも、 場所や問い合わ

【マーケ基礎】商売はお客さまの多いところで。

「地方都市だから人が少ないし……」 「お年寄りばかりで、お金を遣わない」 「うちの商品の良さをわかる人がいない」 ……もう、商売をやめてしまいなさい。 不況のせいにする。立地のせいにする。 挙げ句の果て、お客さまが悪いと言う。 商売がうまくいかないのは、すべてあなたのせいです。 商売をなめているあなたの努力が足りないのです。 ……と、厳しいことを言ったところで、 それはただの批判になってしまいますので、 具体的な話を。 もし、“人がいない”と感じるなら、 商売の基本