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マーケティング基礎講座

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2024年1月の記事一覧

【マーケ基礎】地域で売っていないモノを探せ!

いま、地方にも量販店が進出し、 田舎だからと安心していた店主が困り果てています。 何の危機感も持たず、何も考えず、 勉強もサボっていたのですから、 潰れるのも仕方のないことです。 と言ってしまっては、身も蓋もありませんし、 そんなお店を救うのが、私の仕事です。 個人商店が、量販店と勝負するには、 何が必要でしょうか。 「お客さまとの繋がりを強固なものにする」 確かに重要なことですし、実行しなければいけません。 しかし、厳しい不況の中、 繋がりだけでモノを買ってくれ

【マーケ基礎】「広範囲」よりも「繰り返し」のPRを!

人が来なくなった。売り上げが落ちている。 そこで、悩んだ店主がよくやる間違いがあります。 遠い地域へ折り込みチラシを打ったり、 ポスティングをしたり。 わが家でも「どこだ、このお店は?」 というチラシをたまに見かけます。 見たことも聞いたこともないお店。 しかも、その手のチラシには、 興味の持てない内容が多いのです。 “ただ打っただけ”。 特別安いわけでも、 商品に特徴があるわけでもありません。 「お店のことを、もっと知ってもらわなければ……」 という思いはわ

【マーケ基礎】商品の価格差は、質の差ではない。

大阪・池田の銘酒「呉春(ごしゅん)」。 一時は、まったく手に入らないほどの人気で、 いまもなお、ファンを魅了し続けています。 その中でも、「呉春・特吟」と言われる大吟醸は、 いまも手に入りにくく、お店によっては、 入荷即完売の状態が続いています。 この「呉春」は、私も飲んだことがありますが、 フルーティなどという、安っぽい表現が似合わない、 威厳のようなものを感じました。 ひと口含むと、旨い湧き水のごとく、 すっきりとした清涼感と透明感を持ち、 喉もとを過ぎると、米の

【マーケ基礎】追いつめられるバイヤーになれ!

次の売れ筋は何か? どこに行けば、売れるモノはあるのか? 24時間365日、そんなことを考えている仕事人がいます。 上層部からの至上命令「儲かるモノを探せ!」 そのために、日本中と、世界中を歩きまわるのが、 バイヤーと呼ばれる人たちです。 つねにアンテナを張り巡らせ、 “これだ!”というモノがあれば、 すぐに飛んで行きます。 やっと辿り着けても、 製造元や販売元との折衝に四苦八苦。 何度も足を運び、頭を下げ続ける毎日です。 契約できたとしても、売れるかどうかはわ