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マーケティング基礎講座

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2023年10月の記事一覧

【マーケ基礎】井原西鶴の「商人道」を忘れるな!

最近の若い起業家には、ベンチャー精神に溢れ、 優れた発想力で成功を収めている人がたくさんいます。 羨ましいまでの才能を持っています。 しかし、その才能が先走り過ぎて、 大失敗をする人が多いのも現実です。 彼らも、創業当初は夢に眼を輝かせて、 努力を惜しまず、一生懸命だったはずです。 それがいつの間にか、 お金に眼を輝かせるだけのクズになってしまいました。 お金が無いのは困りますが、あり過ぎると、 性格までも変わってしまい、堕落の一途です。 井原西鶴が説いた「商人道

【マーケ基礎】お店にあるモノすべてが新商品。

売れていないお店に共通していることは、 ・いつも同じレイアウト ・古い商品が、いつも同じ場所にある ・新しい商品が無い などです。 店内に足を踏み入れると、煤けた感じというのか、 雰囲気がモノトーンなのです。 入っただけで、買う気が失せます。 売れていないから、新商品を仕入れられなくなり、 古い商品だけで商売をしなくてはいけなくなっています。 悪循環です。 せめて、時々レイアウトを変えたり、 商品の見せ方を変えたりすれば、 入っただけで買いたくなくなることはありませ

【マーケ基礎】おもちゃを買うのは、大人。

ドッグフードを売る時、 その相手、つまりお客さまは犬でしょうか? 違いますよね。飼い主である人間です。 だとしたら、アピールする相手も人間です。 犬の好みに合わせて売るのなら、 味の違いによる品揃えだけで充分なはずです。 しかし、飼い主の選択基準は、 それほど単純ではありません。 栄養バランスの取れているものや毛並みの良くなるもの、 歯の掃除ができたり、口臭が少なくなるものなど、 多様な要望に合わせなければいけません。 すなわち、 売っているモノを必要とする相手と

【マーケ基礎】正規料金で売ることが、サービスとなる。

激安店・ディスカウントストアが増えています。 庶民としては有り難いことですが、すべての人が そんなお店を求めているわけではありません。 世の中の雰囲気に流されて、 価格競争に巻き込まれていませんか? いますぐ抜け出してください。 “激安”を求めていないお客さまを相手にするのです。 価格を下げずに、正規の料金で勝負しましょう。 「そんなことができるの?」と、 疑問を持つかもしれませんが、 正規料金で勝負することはできます。 まずは、 どうすれば「正規料金」で買って

【マーケ基礎】売れない時代だからこそ、売れる。

売れない。儲からない。 不景気だから、仕方が無い? 本当にそうでしょうか。 だとしたら、 日本の経済・株価は急降下しているはずです。 しかし、危機的状況までには至っていません。 ITや音楽関連が経済を押し上げていることも 一因としてはあります。 経済格差の広がりによって、富裕層が増え、 高級・高額なモノの売れ行きが好調なこともあります。 この厳しい状況でも、 億ションはすぐに完売するほどです。 「そんなことは、庶民相手の商売には関係ない!」 確かにそうですね。