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マーケティング基礎講座

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2023年5月の記事一覧

【マーケ基礎】見ためは大切。

焼酎専門店を視察してきました。 私は、どちらかと言うと日本酒の方が好きなので、 あまり縁の無いお店なのですが、 このお店はかなり興味を持ち、 飲んでみたいと思う焼酎がたくさんありました。 まず、店頭に陳列された焼酎が目を惹きます。 ヨーグルト風味のものや、 マンゴー、ももなどのフルーツ入りのものが、 小さなテーブルや籐のカゴにディスプレイされています。 女性や若い人は、 こういうカクテル系のものを好む傾向がありますので、 思わず足を止めてしまいます。 瓶のデザインや

【マーケ基礎】あなたのお店は、何を売っている?

あなたのお店の前を、通行人として歩きながら、 お店を見てください。 何を売っているお店か、わかりますか? 近づけばわかる? 30m離れたところから見たら、どうですか? もし、わからなければ、 それが集客できない原因かもしれません。 通り掛かりの人が、 何を売っているのかわからないようなお店に、 入ると思いますか? 思いませんよね。 「地域の人は、みんな知っているよ」 「チラシを打っているから、わかるさ」 本当に、そうですか? 売れないお店を見ていると、 “

【マーケ基礎】提案型セールスで、文化づくりを。

節分の巻き寿司。バレンタインデーのチョコレート。 ホワイトデーのマシュマロ(お返し)。 いまや、年中行事として定着し、 文化にまでなっています。 しかし、元をたどれば、メーカ−や問屋が仕掛けたもの。 古くからの言い伝えや 海外の小さなイベントなどを利用して、 自分たちが提供する商品と絡めた、言わば作り物。 商品の販売戦略として考えたものが、 日本の文化となってしまったのです。 この経済効果は、図り知れないものがあります。 提案型セールスの見本のようなものです。 こ

【マーケ基礎】ミシュランに選ばれる危険。

レストランを星の数で格付けするガイドブック 「ミシュランガイド」。 覆面調査員が、一般客の中に紛れて、 お店を評価し、星をつけます。 1つ星:そのカテゴリーで特においしい料理 2つ星:遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理 3つ星:そのために旅行する価値がある卓越した料理 この3つで評価、もしくは星無しが決定します。 優れたお店として、ガイドブックに掲載されるので、 宣伝効果は図り知れないものがあります。 店主としては、嬉しさのあまり、 興奮気味ではないでしょ

【マーケ基礎】人は、モノに飽きる生き物。

「そろそろ、靴を買いたいなぁ」 「このバッグも流行遅れよねぇ」 使えないわけでもないのに、 新しいものに買い替えたくなる。 そんな欲望は、誰しも持っています。 すなわち、“飽きる”のです。 どれだけ高級ブランド品を買ったところで、 “飽きる”という気持ちは、絶対に出てきます。 だから、モノが売れるのです。 ここに、チャンスがあります。 しかし、ほとんどのお店は、 このチャンスを生かしていません。 高級ブランドのお店では、新商品が出ると、 お客さまに電話をしたり、

【マーケ基礎】商売人は「気」が勝負。

あなたのお店のまわりに、 ゴミは落ちていませんか。汚れていませんか。 店内はいつも綺麗に保たれていますか。 お客さまから見えないバックヤードも 掃除が行き届いていますか。 もし、汚れているなら、 それは、あなたの「気」が、消えかけている証拠です。 「汚れる(よごれる)」は、 「汚れる(けがれる)」とも読みます。 この「汚れ(けがれ)」という言葉は、 「気枯れ(きがれ)」から来ていると言われています。 ここで言う「気」とは、 『気配り』『活気』『気力』のことです。

【マーケ基礎】期待を超える満足感。

他に無かったので、仕方なく入ったレストラン。 期待はしていなかったのに、意外に美味しかった。 とすると、それは印象に残ります。 次に来た時には、また利用しよう、となります。 もし、前もって「あのお店は美味しいよ」と、 情報を得た上で入っていたら、 それほどの感動は無かったかもしれません。 同じ味でも、利用する人の“期待”によって、 違ってくるということです。 つまり、“期待”を超えていれば、美味しいと感じ、 “期待”以下なら、 それほどでもないと感じてしまうのです。