マガジンのカバー画像

マーケティング基礎講座

244
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

【マーケ基礎】商売人は、ソムリエになれ。

以前、「ソムリエ」が流行りました。 もとは、ワインのソムリエですが、 野菜のソムリエ、お米のソムリエ、 旅のソムリエ、家づくりソムリエなど。 これは、何を意味しているのでしょうか。 簡単ですね。単なる流行です。 “専門家ですよ!”と、アピールしているに過ぎません。 「ソムリエ」と名乗っている人の中に、 どれほどの“本物”がいるでしょうか。 「ソムリエ」という名前をつけることで、 “売れる!”と考えたのですが、 長続きはしませんでした。 たとえ、豊富な知識を持って

【マーケ基礎】地域密着で大切なもの。

テレビアニメの「サザエさん」を見ていて、 “これぞ、地域に根ざした商売人” という姿が描かれていたので、ご紹介します。 「三河屋のサブちゃん」という 酒屋兼なんでも屋の店員さんがいます。 ある日、 ご用聞きと配達に出たサブちゃんがいなくなります。 サザエさん一家と三河屋の大将が心配して、 あちらこちら探しますが、見つかりません。 代わりに、大将が配達にまわります。 大将が、サザエさんの家に来ていた時、 突然、サブちゃんが戻ってきました。 事情を聞くと、ご用聞き

【マーケ基礎】出口にメッセージを掲示する。

お客さまがお店から出ようとしています。あなたは? 「ありがとうございました」 「また、お越しください」 普通は、そうですよね。 しかし、ここでもう一度、 お客さまをお店の中に引き戻す方法があります。 『本日は、○○がお安くなっております。  ご覧になられましたか?』 と、声をかけるのではなく、 メッセージボードや紙に書いて、 出口付近に掲示しておきます。 つまり、出て行かれるお客さまの眼に飛び込むように、 貼るのです。 声をかけると、嫌がるお客さまもおり、 次回か

【マーケ基礎】店主の想いを従業員に。

あるラーメン繁盛店に入りました。 昆布ベースに、豚骨と鶏ガラを煮込んだ、 味わい深い、清湯(ちんたん・澄んだ)スープ。 細めのストレート麺。 塩と正油があり、 大きなチャーシューが3枚ものっています。 私は塩を食べたのですが、非常に美味しい! 塩でこれほどのコクを出せるお店は、あまりありません。 実は、美味しい、という話ではありません。 店主と従業員の“想いのギャップ”についてです。 厨房にいる店主は、 厨房内を忙しそうに動きまわりながら、 時々店内を見渡し、 不手

【マーケ基礎】高齢者目線の店づくり。

既に亡くなっている私のおふくろが、 身体の衰えから買い物に行きづらくなった頃、 私が車で連れて行っていました。 おふくろと一緒にスーパーを歩いていると、 いろいろと勉強になることがあります。 「高齢者目線」と言うのか、 お年寄りならではのモノの見え方がわかるのです。 そこから、お店の問題点も見えてきます。 ●お店の入口付近は、広いスペースがあるか。 お年寄りは、足腰が弱っていますので、 混雑した場所やモノがたくさんある場所では、 歩きづらいのです。 ちょっとモノや