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マーケティングと聞くと、 「商店のおやじには、難しいよ」 「そんなものは、大企業がやることだろ?」 と言う方がおられるかもしれませんが、 それは、間違いです。 大企業だろうが、個人商店だろうが、考え方は同じです。 現在のような、厳しい市場の中では、 マーケティングなくして、成功はあり得ません。 では、マーケティングとは一体何でしょうか? 「個人および組織の目標を満足させる 交換を創造するため、アイデア、財、 サービスの概念形成、価格、プロモーション、 流通を計画
ホームセンターのレジでのこと。 私が買うはずの商品の価格が、 売り場で見た金額と違っていたので、 そのことを告げました。 レジの店員は、 近くにいた売り場担当を呼び、確認させました。 しかし、その売り場担当店員の態度に、 私はムッときました。 お客さまを待たせているのに、走って行かず、 ダラダラと歩いていたのです。 戻って来る時も、のらりくらりと、 まったく急ぐ気配がありません。 これだけでもカチンッときたのに、 その店員のしゃべり方にも腹が立ちました。 「これ
ご当地。 最近よく聞く言葉だと思います。 地域限定、ここだけ、という商品のことです。 つまり、地域の『色』が濃く出ている オリジナリティのある商品です。 わかりやすい例では、ラーメンです。 昔から、北海道は味噌、東京は醤油、 九州はとんこつ、となっていて、 これはよくご存じのことですね。 そして、喜多方、佐野、和歌山などが有名になってきて、 ご当地ラーメンのブームにまでなりました。 地域それぞれに文化があり、 人の好みも、地域である程度は一致しています。 ここに
品質はすばらしいけど、高い。 かなり安いけど、ちょっと不安。 モノを購入する時、 最終的には価格で判断することになります。 品質と価格のバランスが大切です。 質が良いものを安くすれば、 売れるのは間違いありませんが、 それでは、儲けになりません。 “ほどほど”に儲けられる価格をつけることが、 商売人の腕です。 なかなか難しいところですが。 新聞に「バイオフィッター・スポーツ」という スニーカーの広告が載っていました。 『からだ想いのスニーカー』というキャッチフレ
あなたのお店のお客さまは、どんな方ですか? 「若い人から年配まで、幅広い客層に来てもらってるよ」 というお店は、近い将来が不安です。 確固たるお店のイメージができていないからです。 お店のイメージは、創り出すものです。 つまり、どんな商品をどんな人に売るのかを 明確に示していなければ、創り出せないのです。 単純に考えると、幅広い層の人に来てもらった方が、 たくさん売れるだろう、となるのですが、 そんなお店を創り出すことは 不可能だと言っても良いでしょう。 かなり難
ある日の新聞に載っていた、読者の投書をご紹介します。 ▼ 長女は9月、九州を旅行した際、 夜行バスで帰る予定でしたが、 台風の影響で、飛行機や新幹線が いつ運休になるか分からない状況になりました。 飲食店などが早々と閉店する中、 長女は出発時刻の午後11時まで、 どこで時間をつぶせばいいのか、途方にくれたそうです。 そんな時、長女は小倉駅前のホテルの玄関に 張り紙を見つけました。 「足止めをされて困っておられる皆様へ。 当ホテルの4階にてお部屋を開放いたしておりま