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マーケティング基礎講座

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2022年8月の記事一覧

【マーケ基礎】トイレ掃除は、お客さまを想う心。

私は、ゴールデンウィークや夏になると、 知り合いが責任者を務める宿泊施設を手伝いに行きます。 経営に関する手伝いではなく、 ベッドメイクとトイレ掃除です。 なぜ、コンサルタントがそんなことを? と、驚かれるかもしれませんが、 人手が足りないので手伝っています。 繁忙期だけのイレギュラーな仕事で、 なかなかアルバイトも来てくれない、 ということを聞き、自分から申し出たのです。 正直なところ、最初は躊躇しました。 ベッドメイクはよくても、トイレ掃除もありますから。 しか

【マーケ基礎】商品のアピール力を高めるには?

突然ですが、あなたは商品・サービスを “しっかりと”売り込んでいますか? チラシを打っている。 DMを送っている。 POPもつけている。 そんな答えが返ってきそうですが、問題はその中身です。 商品の本当の良さをアピールできているかどうかです。 たとえば、あなたの目の前にトマトがあります。 このトマトを売り込む文章を考えてみてください。 そう言われたら、 トマトのどんな特長をアピールしますか。 完熟で甘い。フルーツトマトだ。 産地は○○。サラダに合う。 そんな言葉

【マーケ基礎】ギフト需要は365日。

お中元商戦、あなたのお店ではどうでしたか? 「そんなことをしたって無駄だよ。  みんな百貨店やスーパー、ギフトショップに行くよ」 確かに、そうですね。 しかし、可能性がゼロかというと、そうでもありません。 たくさん贈られる方は、 選択肢の多いお店でまとめて買いますが、 ごく親しい人だけに贈られる方はどうでしょう。 大きなお店は、お客さまも多く、 商品の種類もたくさんありますが、 行くのが面倒、選ぶのが手間、 などと考えられてしまいます。 そんな場合には、近くのお店

【マーケ基礎】演出で、お店・商品を輝かせる。

流行っているか、流行っていないかは、 そのお店を見ただけでもわかってしまうものです。 お客さまがいる、いないに関わらず、わかります。 流行っているお店は、輝いているのです。 一歩足を踏み入れると、 そこは、光や風、空気、温度が 感じられるような空間になっています。 ある場所には、スポットライトが当たり。 ある場所では、言葉が語りかけてくる。 温かい場所もある。 季節も感じられる。 少し抽象的で、恥ずかしいような言葉ですが、 これが「演出」なのです。 商品は、お店と

【マーケ基礎】来店動機を読めば、販促策は見える。

差別化要素がほとんど無い商品の販売促進を考える時は、 お客さまの来店動機を調べてみると、 方向性が見えてくるものです。 お客さまは、意外と平凡な理由で お店を利用している場合が多く、 来店促進のチャンスは、どんなお店にもあります。 ●来店動機:自宅近くのお店で買う。 お客さまの行動範囲は、 おおむね歩いて10分程度(約700m〜1km)、 自動車で10分程度(約4km〜5km)です。 自宅から、この程度の範囲で、 日常に必要なものを買う傾向があります。 つまり、お店