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マーケティング基礎講座

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2021年12月の記事一覧

【マーケ基礎】分相応で一等賞。

分相応というと、“夢を見るな。いまの自分で満足しろ” というようなイメージで捉えがちですが、 そうではありません。 商売をする上では、自分の置かれた状況・条件の中で、 いかに一等賞を獲るか、ということを考えるのが “分相応”の本当の意味だと私は考えています。 高望みをするな、ではなく、 自分らしいスタイルを守れ、ということです。 大衆食堂が、高級料亭のような味を出したい、 と考えることに、どれほどの意味があるでしょうか。 もし、京風懐石のような味が作れるようになったと

【マーケ基礎】お客さまは、比較して購入する。

お客さまが商品を購入する時には、 いくつかの候補を上げておき、その中から、 もっとも欲求を満たしてくれる商品を選んでいます。 なぜ、候補を上げるのかというと、 選択の基準が欲しいのです。 これとこれでは、こっち。 あっちとこっちでは、あっちの方がいい。 というように、比較するものがないと選びづらいのです。 1つ気に入ったものがあったとしても、 “本当にこれはいいものだろうか?”と、 不安になります。 比較するものがあれば、 あの商品よりはこういうところがいい、となり

【マーケ基礎】利益か? 売り上げか? ケンタVSマック。

繁盛するためには、もっとお客さまに来ていただいて、 もっと売り上げを上げて、 などと集客ばかりに力が入ってしまいますが、 本当にお客さまが来てくれれば、 それで良いのでしょうか。 お客さまが来れば、 当然、売り上げも利益も上がるでしょう。 しかし、その集客のために、どれほど苦労していますか。 あるいは、多くの費用が掛かっているいるかもしれませんね。 それでは、いつまでも続きません。 安定した利益を確保するためには、 儲かるシステムを作る必要があります。 「利益」を

【マーケ基礎】お客さまのわがままは聞くな!

お客さまは「神様」ではありません。 もし神様なら、横柄な態度を取ったり、 わがままを言ったりはしません。 お客さまは、無理難題、 わがままを押しつける「殿様」なのです。 そう思えば、腹も立ちません。 というようなことを言ったりしますが、 私はそれさえ間違いだと思っています。 どうして、お客さまのわがままを 聞かなくてはいけないのでしょう。 商売だから、仕方がない?  でも、人間は平等に生まれているはずです。 一方的にわがままを聞く必要はありません。 “それで

【マーケ基礎】お手本を探す。

“メンター”という言葉は、 よく聞かれることと思います。 助言者・指導者・心の師というような意味なのですが、 「お手本となる存在」だと思えば良いでしょう。 それは、直接指導していただく場合もあれば、 端からそっと見てマネることだってあります。 とにかく、その人を信じ、 その人のやり方をマネしてみることで、 自分の成長に結びつける方法なのです。 みなさんは、“こんなお店になりたいなぁ” と漠然と思ってはいるものの、 いざ具体的な段階になると、 何をどうすれば良いのかが