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マーケティング基礎講座

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2021年7月の記事一覧

【マーケ基礎】長居のできるお店。

いつの時代の建物だろう? かなり古くからある喫茶店。 決してお洒落ではなく、 でも、手入れの行き届いている、粋なお店。 朝早くから、常連客がやって来て、 コーヒー1杯で、マスターや知り合いと長話をしていく。 座る席も決まっている。 こんなお店が少なくなってきました。 でも、かなりの数が残っています。 一見さんが入るには、 少し勇気のいる雰囲気かもしれません。 常連客だけで、営業し続けているのです。 でも、潰れません。 どうしてでしょうか? 常連客は、朝だけで

【マーケ基礎】それらしいお店の造り。

先日、あるラーメン屋さんに入りました。 長浜ラーメンのチェーン店のようです。 とんこつ味に、それほど執着はありませんので、 他にお店がないし、まあ、いいか、で入りました。 味もあまり期待していませんでした。 ところが、ところが、 スープを口に入れて、おや、まあ、ビックリです。 かなり濃厚な味わいなのですが、 とんこつ独特の臭みがまったくなく、 まったりとした深いコクがあります。 どうして、いままでこのお店に来なかったのか、 と後悔したほどです。 さて、ここからが本

【マーケ基礎】お客さま仕様。

さまざまな事柄に “こだわり”を持つようになってきた日本人。 高度成長期のように、右へならへで、 同じものを欲しがる傾向は弱くなってきました。 自分の好み、 自分らしさをハッキリ示すようになりました。 こうなってくると、お店としては、 お客さまの好みに合わせていくことが難しくなります。 流行りのモノを置いているだけでは、売れません。 お客さまが欲する、細かな要望に応えなければ、 勝ち残ることができなくなってきます。 ハーゲンダッツやサーティワンがオープンした頃、

【マーケ基礎】お客さまが来ないなら、売りに行け!

お店は、お客さまに来ていただいて商売が成り立ちます。 これは、至極当然のことです。 すると、客足が減少していくと、 店主としては悩みますよね。 “価格を下げようか”“品揃えを替えようか” “チラシを配ろうか”。 あれこれ手立てを考え、実行してはみるものの、 いま一歩、伸びない。 もう、お手上げ状態だ、という店主はたくさんいます。 そんな時、私がいつも口にすることがあります。 『お客さまが来なければ、売りに行けば良い』。 これは、あくまで1つの手段ですが、 かな