La Festa Mille Miglia 2024【diary】
わが街・水戸はかすめるように通過するだけゆえに当地での注目度は高くはないクラシックカーラリーだが、誰も応援しないんじゃあまりにも寂しいじゃないかと、ルート上(ホントに上)から出場各車にエールを送ってきた。
クルマの恩恵を享受している地域、正確に言えば「クルマが無ければ暮らしが成り立たない地域」だと思うが、それゆえに空気や水のように関心が薄く、また一部の人士からは(郊外に人を運ぶ)市街地空洞化の元凶が如く扱われることすらある。クルマの数は多いが、自動車の文化は立ち遅れた地域でもあると言えなくもない。自動車業界で長く過ごした身としては至極残念だ。
00カーのレクサスLCからスイーパーまで全車を見送ることができた。オープンボディのクルマの何台もが気づいてくれ手を振って応えていただいた。出場者の何人かにでも記憶に残れば幸いだ。遠くない将来、単なる通過ルートではない街としてもらえたらと密かに期待している。