2024年も「現役続行」 【diary】
2024年のモータースポーツライセンスが届いた。これで正式に(?)、来年も現役続行である。
モータースポーツライセンスは自動車運転免許が前提となるが、1年ごとの更新が必須だ。複数年更新が議論されたこともあったが、国際的な統一基準での運用のため1年更新の制度が維持されている。
私がライセンスを取得した頃と変わったのはクラブチームに所属せずとも更新が可能となったことだが、「小なりとも組織を構成する一員であること」で誇れることもある。
私の属するクラブチームはJAF(日本自動車連盟)がモータースポーツに関する諸制度を制定した黎明期の1964年に創設され、70年代までは私が入社した自動車メーカーのワークスチームの母体として運営されていた。
その後メーカーのモータースポーツ撤退と組織解体によって在野の組織となったが、関係者の尽力によって途絶えることなくクラブチームとして存続し2024年は60周年を迎える。
幸いにしてメーカーのモータースポーツ活動は10余年を経て再開されたが、まだまだ活動は限定的。自動車各社にとってはモータースポーツも事業のひとつ。
だが景気や企業活動に左右されない熱意は「文化」として継承される。その担い手の一人であることは、事業組織を離れた今も変わっていない誇りだ。