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帰ってきたウルトラマン主題歌「テイチクカバー盤」の謎 【enta】
「帰ってきたウルトラマン」は昭和46年4月から1年間放映され、第二次特撮・怪獣ブームを牽引したテレビドラマでした。
主演の故 団時朗(当時は次郎)さんが唄うテーマソングは、テレビに「ウルトラマンが帰ってきた」という映像文化史の明るい話題を象徴する伸びやかさに今でも感動します。
団さんは同作出演前に歌手として日本コロムビアからレコードを出していたことから、オリジナル盤はコロムビアからリリースされました。
以前のウルトラマン、ウルトラセブンは放映局のTBSの関連会社「日音」が楽曲管理をしてレコード発売を希望する会社に完成音源を提供していましたので、帰ってきたウルトラマンではコロムビア以外の各社は独自に歌手を立ててリリースすることになります。
そのカバー盤の数は把握しきれないほどです。
「買ってもらったけれど、テレビと違ってガッカリした」
という当時のファンの言葉はよく聞きます。私もそうでしたから。
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私が買ってもらったのはテイチクレコードのものでした。嬉しかったのは間違いないのですが、やはりテレビと違ったことでウルトラマンやセブンほどは聴いていなかったと思います。
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