求めるべきは「生存スキル」

フリーランス新法の可決、成立で、影響を受ける分野はあわただしくなってくる。フリーランスへの発注を前提とした小規模なWebメディアは水面下で動き出しているだろう。それに対し、当のフリーランス人材の側は十分な対策をしているのだろうか。

フリーランス保護法が参院本会議で可決、成立…来年秋までに施行予定

ChatGPTに代表される生成系AIが急速に浸透し、海外ではAIに作成させた架空のインタビューを掲載した雑誌の編集長が解雇される事件も起きているが、今のところ日本で同種の事案は聞いていない(2023年5月4日現在)。日本のメディアはまだまだ慎重だ。

AIでシューマッハ氏の架空インタビューを作成・掲載、独週刊誌の編集長が解雇 - BBCニュース

一番影響を受けるであろうフリーランス、特に「Webライター」というカテゴリーに属する人たちの動向はTwitterで顕著に見て取れる。少し前までは『AIに取って代わられる』としてざわつき、『クライアントがAIに切り替えることを前提に発注が止まった』などの投稿も一部には見られたものの、本当だとしても (伝聞情報が多い) まだ大きなうねりにはなっていないのが現実だ。

その流れの断ち切るようにフリーランス新法に関すると思われるワードが急上昇を見せた。しかし自分たちが有利になると思えているのかAIの急速台頭時ほどの勢いは感じられない。良く分かっていないというのが本当のところだろう。

その代わりなのかは分からないが、頻繁にづぶやかれているのが「スキル」。スキル(文章力や構成力を指すようだ)を上げればAIにも負けない、クライアントに切られない、報酬の低い案件を回避できる、という論調でだ。だが、