ハゲとアドラーとカタストロフィー
使命の種類
「使者として受けた命令」を、
意識し、この世に自分が存在したことの差分を作ろうと日々を励んでいる人はいったいどれだけいるだろうか。
そう、「使命」である。
選ばれたもの、として果たすべきを果たすのだ。
この天啓のようなものを見つけるには様々な外的要因が必要であり、そう易々と見つかるものではないのかもしれない。
しかしながら、何に「命を使う」か
という主体的に自分が選択し、責任を果たす「使命」というのも存在する。
人生とは時間である。忙しい総理大臣も暇を持て余す大学生にも皆等しく平等に一日は訪れ、その「命の時間を使って」成し遂げたいこと、があるという人が果たしてどれだけいるだろうか。使命に向かって一心不乱に走ることが出来る人生はどれほど幸せだろうか。
人生はそんな「使命」を探す旅なのかもしれない。
ーー僕には使命がある。
薄毛の進行を隠しきれてない殿様に
「そろそろキテますねぇ!アタマ!」
とハイテンションで引導をお渡しすることだ。
アドラーとカタストロフィー
明らかな額の後退が発見されたのにも関わらず、ちょっといじりにくいあの絶妙な空気はさながら地獄である。そのままほうっておくと次第に周りも視線のやり場に困り始め、それに敏感に気づいた本人が必死に取り繕おうとし始めるとより一層と暗澹たる雰囲気が立ち籠める。
あのカタストロフィーを一度体感してしまっては、もう戻る道はない。
戦うしかないのだ。
必要なものは、信頼関係、ハイテンション、嫌われる勇気だ。
前二つに関しては説明は省く。要諦を占めるは、かの著名なアドラー心理学「嫌われる勇気」だ。
ここでの主張は二つ。
「世界に貢献せよ」「人事を尽くして天命を待て」だ。
幸福とは“仲間に貢献すること“
コントローラブルなことに善処し、アンコントローラブルなことは君が気にかけることではない。
例えいっときの感情で嫌われてようと、後に感謝される可能性が高い。一宿一飯の恩義以上に印象深い提言になるはずだ。
本当に世界を救う武器は昔から相場が決まっている。
愛と勇気だ。
毛ミングアウトの発令
目下の生ぬるい日々を抜け出せ!世界を変えてみろ!
その第一歩として、毛ミングアウトの発令を許可する。
相手の本当の幸せを願うならば、もとい世界の平和を願うならば、言い放ってあげようじゃないか。
「そろそろキテますねぇ!アタマ!」
僕は何を言っているんだろう。
また書き直そう