
君の全力坂はどこにある?
君の全力坂はどこにある?
近頃のシドニー大学の論文で「HIIPA」というものがある。
“High intencity incidental Phisical activity”
高強度偶発的身体活動 というものだ。
incidentalは偶発的というより、付帯的、条件反射的、と訳したほうがいいだろう。
痩せたい!いいからだつくりたい!長生きしたい!
簡単に言うと、駅でエレベーターを使わずに階段を使おうということである。
忙しい日常を送っている現代人にとって、毎日のジム通いや定期的なトレーニングをするのは少し難しいかもしれない。
そこで日常にトレーニングを取り入れちゃおう!というなんともお得でずるがしこいヨーロッパ的な着想である。
だがこれは少し発想を変えると人生を大きく変える可能性があるのだ。
心肺機能を高めると心血管系疾患の罹患率や死亡率が低いことがいくつかの研究で明らかになっている。健康的に痩せようではないか。
HIIPAとは
HIIT、タバタ式トレーニングはたった4分でランニングの何倍もの効果があるのだが、とにかくキツイ。普段からカラダを動かしているものでさえ息がきれすぎて初めてやると酸欠になるものだ。
そして、たった4分間だけといっても毎日欠かさず継続できる人間は少ない。
そうして立ち上がったのがこのHIIPAだ。
このHIIPAエイチアイアイピーエーとは、日常で決めた条件反射的トレーニングを一回10秒以上行い、それがたった3回でいいという画期的なトレーニングである。
なんでも頭文字を取ればいいってもんじゃない。
たったこれだけで心肺機能が飛躍的にアップしたというデータがある。
具体的なアクションで言うと
10秒だけ階段を思いっきり駈け上がる作業を1日に3回やる
これを週に3回ぐらいのペースで行う
たったこれだけだ。
大事なのは習慣化
HIIPAがなぜ有用か、それは習慣化できるということだ。
条件反射的にトレーニングをする。例えば
・ドアを開ける前にスクワット20回
・コーヒーをいれている間に片足ジャンプ10回
・起きたらすぐ腕立て30回
など、無条件で生活に組み込むことだ。
ご飯を食べるように、歯を磨くように、お風呂に入るように、寝るように、、、
生活している中で必ず起きる出来事に紐づけると条件反射的に行えるようになる。
自分の意識と向き合っている時間が人生で最も長い。
無意識で、考えなくても済むアクションを形式化して24時間の中に入れてしまおう!
数値で見ていこう。
消費カロリー > 接種カロリー
であれば、構造上ほぼ痩せる。
生姜焼き定食のカロリーは約750kcal
ラーメン二郎のぶた入りは約1600kcal だ。
一人の成人男性が1日に代謝する基礎カロリーは約1400kcalであり、
ランニングを30分して消費できるカロリーは300kcalである。
二郎たべた日は一食にして、30分走らなきゃいけないね!
ちなみに
タバタ式は1分で14,5kcal、4分で58ckal消費する。
時間が短いので痩せる有酸素とは言い難いが、とにかく体力が上がって心肺機能がむちゃんこ上がる。そして達成感が半端ない。
自信ができる→日常で疲れなくなる→階段で疲れなくなる→沢山歩けるようになる→自身ができる
というよいサイクルが生まれる。
なおかつインターバルトレーニングはとても呼吸を荒げるため、アフターバーン(運動後自動代謝)もすごいのだ。じわじわーと運動後に通常以上にカロリーを消費する。
そして体を回復させるために酸素の消費量が増え、摂取量が増える。これにより代謝が促進され、エネルギー消費が増えるのだ。
SITともいう。
Sprint interval training (スプリント・インターバル・トレーニング)
1分間で45分の有酸素運動の効果があるという。
SITトレーニングは12週間続けると心肺機能は20%アップ、インスリン感受性アップ、骨格筋機能アップ、という研究結果なのだ。
なんでも訳せばいいというもんじゃない。
さあHIIPAを意識して習慣化させて健康と自信を身に着けてみないか!
短い距離の移動は車じゃなくてチャリで爆走
買い物はわざと遠い場所に車を止めて爆走
エレベーターの代わりに階段を爆走
散歩の時は定期的に爆走
積極的に坂道を爆走
つまり要約すると
君の全力坂を見つけるということだ。
君の全力坂を見つける
君の全力坂を見つけるということだ。
うん、君の人生の全力坂を見つけるということだ!!