山中健也のテクニックを追加しました

IGLOOには10名ほどの選手が所属していますが、そのまとめ役的存在、選手会長とも言える山中健也。
圧倒的な練習量と指導のクオリティ、無遅刻無欠勤の勤務実態を以て、選手のみならず、メンバーからも非常に信頼の厚い選手です。
また海外の教則ビデオや、試合、選手にも造詣が深く、常に正しい知識をアップデートしています。
実直で妥協を許さず、時にアドリブを効かせるインストラクションは人気があり、クラスだけでなく、プライベートレッスンにも定評があります。

ルーカス・レプリと山中健也

ルーカス・レプリを敬愛する山中は、その代名詞とも謳われるプレッシャーパスばかりが注目されがちですが、その実、あらゆるガードポジションを網羅するトータルプレイヤーと言えます。
そのテクニックの正確さ、知識、奥深さは、普段から地道に繰り返すドリルに裏打ちされています。

レプリと山中

山中健也のインストラクション

山中のインストラクションは、通常のインストラクターのおよそ倍ほどの時間を取ります。
ひとつのテクニックを説明するのに、大抵のインストラクターは3分ほどで収まりますが、山中の場合は5~7分ほど要します。
これはひとつのテクニックに付随する派生形や、禁則事項をすべて説明しているからです。
今回アップロードした『ARM BAR FROM REVERSE TRIANGLE』に於いても、逆三角固めからアームバーに至る本筋とは別に、やりがちだがやってはならない禁則事項や、技の変化などを、そのサイドストーリーが如く解説しています。
山中がインストラクションを終えるころ、単一なテクニックではなく、そのテクニックのテーゼ、アンチテーゼ、かつそれを内包する大きな技術体系に触れた感覚に陥ります。
もはやこれはテクニックというより『事象』に近いと言えるでしょう。

ARM BAR FROM TRIANGLEに於ける時間軸と分布図

今回アップした教則は4本

今回+VISITORSにアップした教則は4本になります。
『TRIANGLE FROM SIDE CLOSED（無料公開）』
クローズドガードからサイドクローズへポジションチェンジすることで、
三角締めのディフェンスを封じつつ、スムーズにフィニッシュします。
『TRIANGLE CHOKE AGAINST STACK PASS』
三角締めのカウンターパスに、力強いフレームを合わせることで、潰されることなくフィニッシュします。
『ARM BAR FROM TRIANGLE（無料公開）』
三角ロックからのアームバー。
グリップの使い方、足の掛け方など非常に細かくレクチャーしています。
王道ともいえるコンビネーションですが、これだけの情報量だと、どこか新鮮に感じることでしょう。
『ARM BAR FROM REVERSE TRIANGLE』
逆三角の形から、アームバー、もしくは三角締めへ。
三角ロックから、逆三角へ移行することのメリットを説明しています。
アームロックをディフェンスされた際の対応など、実戦的なテクニックと言えるでしょう。

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