【CSR vol.2】日本のCSR活動
こんにちは!下坂です。
今回は、日本ではどのようにCSR活動が捉えられているのか、調べてみました!
🌟日本のCSR活動
EUでCSRが登場した2000年ごろ、日本では特に企業の不祥事が頻発し社会問題となっていました。その影響で日本でも「CSR経営」が本格的に認識され始めることとなりました。
実は日本では、戦後何回か大きな企業不祥事や企業批判が起こっており、そのたびに「企業の社会的責任」が問われてきました。つまり、CSRの概念自体は決して新しいものではなかったということですね。
厚生労働省はCSRを、
「企業活動において、社会的公正や環境などへの配慮を組み込み、従業員、投資家、地域社会などの利害関係者に対して責任ある行動をとるとともに、説明責任を果たしていくことを求める考え方」
と説明しています。
…ちょっと難しいですね。笑
要するに、企業活動をするときは、社会や環境に配慮して、企業活動に携わるすべての人に対して責任を持って、さらに自分たちの活動についてきちんと説明できなければなりませんよ、ということですね。
この、携わるすべての人には、株主や取引先、消費者、従業員、そして企業が営業所や工場を置く地域の住民などが含まれます。
🌟CSR活動にはどんな活動があるの?
具体的にはどんな活動がCSR活動になるのでしょうか?
日本ではCSR活動の一環として、環境汚染の防止・生物の保護・植林活動などの環境保護に取り組む企業が多いです。また、地域社会に向けたイベントの開催や文化財の保護などの文化支援、安全や健康に配慮した職場環境を整えることによる人権保護なども定番のCSR活動です。
まだ日本では少ないですが、食育支援や子供の保護施設の整備などの貧困解決や児童支援もCSR活動に含まれます。
これは私が大好きな国、オーストラリアの大自然です!(ベトナムじゃないんかい!笑)
オーストラリアでは環境保護活動が盛んで驚きました。日本もたくさんきれいな自然があるのだから、今後もっと活発になるといいなと思っています。
ベトナムの自然も、学生のうちに体験しに行きたいです😊
🌟CSR活動の落とし穴
ここで注意したいのは、EUではCSRは社会問題解決につながるものとして理解されていますが、日本ではそれがあまり理解されていないという点です。
そのため、企業のCSR活動のなかで根本的な部分が見落とされ、ビジネス活動とCSRが混同されてしまうことがよくあります。
たとえば、イメージアップにつながるからとむやみやたらにCSR活動を行うと、結局目的がずれて社会問題の解決につながらないこともあるかもしれませんよね。HPではCSR活動をしています!と謳っていても、蓋を開けてみたら実際には全然社会問題解決につながっていなかった、なんてこともあるかもしれません。
大切なのは、そのCSR活動がどのように社会の課題を解決するのか、そこに焦点を当てて活動の内容を吟味することだと感じます。
次回は日本で特にCSR活動に力を入れている3社に注目して、どんなCSR活動を行っているのか調べてみます。
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【この記事を書いた人】
最近オートミールにはまってます。