2021/7/22 いぎなり東北産 ドラフトライブ(群馬県)1部
2021年7月22日、群馬県高崎市にていぎなり東北産のライブが行われた。
今回のライブはメンバーが選択した場所でライブを行うドラフトツアーの二ヶ所目で、群馬は橘による選択である。
選択理由は祖父が群馬に住んでいて何度も訪れている大好きな県だからとのこと。
橘による2019年の群馬ブログ
ライブ当日は最高気温が35℃を超す猛暑日、暑さが全身を包み込む。
高崎駅から日陰を縫うように歩き、10分ほどでライブ会場であるTAKASAKI club FLEEZに到着。
少し先に見える高崎城址の緑が目に涼しい。
開場時間の13時を回り整理番号順に観客が
地下一階にあるライブハウスへと入っていく。
場内には群馬ゆかりのアーティスト・BOØWYの楽曲が流れている。
空調が効いていてとても涼しい。
ドリンク交換を済ませ喉を潤しながら開演を待つ。
時刻は13時半を回りいよいよ開演。
おなじみの出囃子がかかり、
橘の「おじいちゃんただいまーーー!!!
これが花怜のいぎなり東北産でーーーす!!!」
というシャウトののちメンバーがステージに姿を現す。
衣装はドラフトツアー函館に続いて野球のユニフォームにショートパンツ。
ユニフォームは楽天とコラボした際のもの。
1曲目『No Make』、2曲目『Burnin' Heart』。
立て続けに前のめりで激しい楽曲を披露。
開始して数秒で音が良いことに気がつく。
トラック内のあらゆる音、そしてメンバーの迫力ある歌声を心地よく全身で浴び、高揚感が一気に高まる。
その後は1回目のMCとなり、ドラフトツアーの概要や2019年11月3日に高崎の同会場で行われたGIG TAKAHASHIの思い出について語られる。
2019年にGIG TAKAHASHIに出演した際、衣装のまま外に出たところ、地元の高校生に
「アイドルかよ」「インスタは?やってねーのかよ」
と言われたことを少し憎らしげに語る。
また、東北産の保健委員となった藤谷から「推し変はするな」との注意が喚起された。
このレポートを読んでいる皆産にはくれぐれも注意していただきたい。
そんな藤谷は最近特に面白いと評判で、それは目に入ったもので片っ端からボケるという日頃の鍛錬の賜物らしい。
MC後は『シャニムニポジティボー』、そして『うぢらとおめだづ』
と楽しく盛り上がる楽曲が続く。
特に『うぢらとおめだづ』は、
「バーチャルデートじゃ絶対できないキスをしよう」のところで安杜が葉月を抱えあげたり、
「死んじゃうくらいの満員電車に飛び乗って」のところで北美が安杜
にはじき出されたりと、そのライブでしか見られないようなハプニングやわちゃわちゃした様子が楽しい。
曲中の桜と伊達による腕組みデートは見ていて毎回ほっこりした気持ちになり、これにはきっと東北を中心に活動する9人組レッスン生ユニットも
「リア充だ!爆発しろ!」とは言えないはずだ。
続く二曲はいぎなりちゃんととうほくちゃん別れてのパフォーマンス。
まずは年上組・とうほくちゃんによる『未成年』。
タイトルや歌詞の子どもらしさ、そしてそれとは対照的な大人っぽいダンスが印象的。
ステージ脇のスピーカーにもたれかかり余裕ありげに客を煽る安杜がとてつもなくかっこいい。
続いて年下組・いぎなりちゃんによる『コンビニエント・エゴ』。
個人的に久しぶりの鑑賞となったが、
藤谷のパフォーマンスの成長に改めて驚く。
ここでドラフトツアーの恒例企画、「ドラフトイントロドン」が行われる。
メンバーが3つのグループにわかれてプロ野球選手の登場曲から選ばれた楽曲のイントロクイズを行う。
グループ分けは以下の通り
Aグループ(ひかる、しんじゅ、かあや)
Bグループ(りね、ひなの、みう)
Cグループ(ゆな、わか、かれん)
楽曲と正解者は以下の通り
1.YASOBI『群青』 正解者:桜ひなの
「最近の曲だから若い選手なんだね」
2.DA PUMP『U.S.A.』 正解者:安杜羽加
「わかりんDA PUMPさんにいそう」(それを聞いてヒップホップダンス(?)を即興で踊る安杜)
3.あいみょん『マリーゴールド』 正解者:吉瀬真珠
吉瀬、このライブ中初めて口を開く(歌唱を除く)
4.BTS『Dynamite』 正解者:北美梨寧
大好きなK-POPのためイントロが流れた瞬間勢いよく挙手する北美
5.SPYAIR『イマジネーション』 正解者:安杜羽加
大好きなアニメ『ハイキュー!!』のオープニングテーマのため回答できず悔しがる吉瀬
6.back number『高嶺の花子さん』 解者:吉瀬真珠
実は会場であるTAKASAKI club FLEEZはback numberを輩出したライブハウスとのことで、
「(ステージに)寝っころがろう」
「(モニタースピーカーに)足をかけよう」
「それは怒られるからやめよう」
とback number好きのメンバーは大興奮。
~全6問であったが各チーム2ポイントで並んだため延長戦~
7.SEKAI NO OWARI『RPG』 正解者:安杜羽加
ということで安杜の大活躍によりCグループの勝利。
勝利したグループは夕飯を決める権利を得るのだが、真っ先にパフェを提案した甘党の安杜やかぼちゃの煮付け・筑前煮といった家庭的な料理を好む橘に対し他チームのメンバーから心配の声が上がった。
イントロドンが終わると、アゲ曲を多く披露してきたこれまでとは打って変わり、『恋はじめ』『Being』『Papa』といった、可愛らしい曲、魅せる・聴かせる曲が三曲続けて披露された。
『Being』の振りはこのライブが初披露。
直後のMCで、「実は『Being』の振りは楽曲初披露のPITツアー豊洲公演以前からできていたが
演出の都合で振りなしでこれまで披露してきた」「メンバーから振りについて要望を出し、ソロの歌唱が多いことを生かして両手を使える振りを提案した」というエピソードが語られた。
両手を使うことによるひとりひとりのダイナミックなパフォーマンスもさることながら、フォーメーションが綺麗でついつい見入ってしまう。
MCを挟み、群馬でのライブということで披露されたのは
BOØWYの『ONLY YOU』。
直前のMCで葉月と安杜のふたりが笑いが止まらない”ツボ浅子”状態となっていたが、80年代の日本を代表するロックバンドの楽曲をしっかりとパフォーマンスした。
ステージの両側から目を合わせながらハモる桜と伊達にはさすがの一言。
80年代日本のギターアンセムの後に披露されたのは、
東北産のギターアンセム『いただきランチャー』。
イントロのギターリフに思わず声をあげそうになった皆産も多かっただろう。
観客の盛り上がりがさらに更新された。
その後はMC、橘による群馬トーク。
群馬に住む橘の祖父とのエピソードが披露された。
橘はライブの前日から群馬に来て祖父宅に宿泊。
祖父宅には”花怜ゾーン”があり、
法被やクッションなどのグッズはもちろん、
橘が送ったバレンタインチョコまで飾られていて、
一番古いチョコは2017年に送ったものでボロボロの状態らしい。
メンバーも口にしていたが、普段から誰に対しても愛情深い橘のルーツを伺えたような気がする。
そしてライブはいよいよラストスパート。
『ハイテンションサマー!』と『おのぼりガール』という東北産屈指のアゲ曲二曲が披露された。
会場中の観客が自分のスペースを目一杯使って楽しそうに踊る。
最後の一音までハイボルテージのまま駆け抜けライブは終了となった。
規制退場に従い会場から出ると再び暑さが全身を覆う。
だが、ライブの熱量とドラフトライブのあたたかさによって
酷暑は上書きされ、ライブの興奮による心地よい熱が身体中を満たすのであった。