![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129160372/rectangle_large_type_2_746e4f2b8f6d9a45b4f46a3afb58bfaa.png?width=1200)
VR社長消失事件 第四話 プロジェクト エクリプス
青山は、USBメモリを手に取り、自分のPCに差し込んだ。彼の指先はわずかに震えていた。PCの画面が点灯し、青山はメモリの中身を調べ始めた。
メモリ内には一つのファイルしかなかった。彼はファイルを開くと、目の前に現れたのは一枚の画像と、パスワード入力を促す小さなボックスだった。画像は彼が以前携わったプロジェクト、「プロジェクト・エクリプス」のロゴであることがすぐにわかった。それは、複雑な幾何学模様が描かれたもので、AI開発の先進性を象徴しているように見えた。
「これは…」青山は驚きとともに、淡い懐かしさを感じながらそのロゴを見つめた。プロジェクト・エクリプスでは、彼はAI技術の新たな境地を開拓しようと奮闘していた。しかし、そのプロジェクトに関連する何かが、今このUSBメモリの暗号に結びついているとは…
つづく