見出し画像

名棋士とピザ

囲碁の仕事をしていてよかったと思う瞬間の一つに、「名棋士と知り合いになれる」がある。先日は石田芳夫九段と同じテーブルで夕食を食べられた。

石田九段は、囲碁のタイトル戦で最も歴史ある「本因坊戦」にて、22歳の若さで頂点に立った。その後も5連覇を果たし、名誉称号である「24世本因坊」を名乗っている。まさに一時代を築いた棋士だ。

石田九段の棋譜はたくさん並べたので、自分の囲碁に少なからず影響を与えてくれた人だと思う。そんな人が目の前にいて、ビールを一緒に飲み、ピザも分け合ったのだからおもしろい。

緊張してあまり話せなかったが、こういう時間をたまに過ごせるのは、やはり囲碁を仕事にしている者の特権なのである。

いいなと思ったら応援しよう!