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閑話休題〜リンゴは100個、の問題。

水彩色鉛筆画習い中。

 水彩色鉛筆で描く絵を習っている。水彩色鉛筆は文字通り鉛筆型の水彩絵具で、直接、用紙に色を塗って、水で伸ばすと水彩画になる。水で濡らした筆に擦り付けて描いてもいいし、水を使わないで鉛筆のタッチを残してもいい。そして、さまざまな技法がある。使う用具も色々工夫できる。

 絵を観るのが好きで、国内外の美術館を数多く巡ってきた。美術展にも出かける。自分でも描いてみたいと思うようになり、カルチャーセンターの水彩画講座を探していたところ、今、教えていただいている先生の画風に惹かれ、受講することにしたのは一昨年のこと。5月になれば丸二年になる。
 
 2時間で一つの作品を仕上げるのだが、他の受講生の方々は、持ち帰って完成させる場合もある。題材は様々だ。皆さん、とってもお上手。私は、なんとか時間内に描き上げる。なかなか上達はしないが、先生が見本で描いてくださる時の素晴らしいパフォーマンスや、他の方々の個性豊かな作品を見て歩いて、目の保養にしている。少し早めに教室へ行き、おしゃべりするのも楽しい。終わった後に、お茶に行くことはない。何人かでランチに出かけるグループもあるようだが、私も含め、さっと帰る人も。それでも、月に2回の受講は、とてもリフレッシュできる時間だ。

リンゴが1個

 で、先生曰く、「リンゴは基本。100個は描かなくてはいけない」。デッサン、色使い、重心の見極め、光と影。リンゴはとても難しい。数をこなして腕を上げていく、はずだが、一年半ほどの間に講座でリンゴが題材になったのは3回。100個描く前に死んじゃう……。だったら家でも自主的に、ということにはならない。家では、他のことをしている。

リンゴが2個