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ザンゲツ記(終)〜シティリーグS1〜

『ザンゲツ記』では、環境トップから数十km離れたところに位置するヒスイダイケンキVstar(以下ダイケンキ)で闘う様子をまとめています。
前記事を読んでない方は以下マガジンページからどうぞ。

ここまで4回書いてきた『ザンゲツ記』。
最終回は10月8日に出場したシティリーグについてです。構築で意識したこと、当日の振り返りをまとめます。(追加枠でなんとか出られました)

先に結果を書くと2勝3敗で38位でした。
トナメ進出を目標にしていたので残念でしたが、使い始めてからの2ヶ月半やるだけやったので悔いはありません。

当日使用したのは以下の60枚。前日までの戦績も交えて採用理由を書いていきます。
※構築で気にしたポイントは前記事でも少し触れています。

2ヶ月半の戦績

50戦して27勝23敗でした。
ギリギリ勝ち越せた程度ですが、トレリで一度3位(16人中)に入れたり、チーム戦(かつたCS)で個人6勝1敗など、環境デッキ相手に良い勝負はできました。

各デッキとの戦績について。
サーナイトには5勝4敗。どれだけ対策してもやっぱり強かったという印象です。

ロスト系は特に苦手で1勝9敗。勝てる見込みがないと思ったので、ロスト戦は諦めることにしました。

パオジアン系には6勝1敗、ミライドン系には4勝0敗でした。
やはりHPが低いポケモンには相性が良いです。

現環境がロストばかりだったらダイケンキを選びませんでしたが、今シーズンは勢力図が毎週変わる群雄割拠の状態。当たり方次第で勝てるチャンスは十分あると思ってました。

構築で意識したこと

「サーナイトに勝つこと」が最優先事項です。ダイケンキを使うきっかけがサーナイトデッキの存在なので、それに勝つことを重視しました。

次にサーナイト以外への対策を考えるわけですが、どのデッキも序盤の展開力と終盤の高火力を持っています。これらに勝つにはどうすればいいか。

軸は「動きやすさ」

重視したのは各ポケモンの動きやすさです。
ダイケンキはVstarでHP270と耐久力がありません。また相手をワンパンできる高火力もないため、終盤勝負の長期戦は向いていません。
それよりも特性「ザンゲツスター」を使って、早めにダメージを与える先行逃げ切り型が向いています。

色々と試した結果、短所を補おうとするよりも、長所を尖らせた方が良いという判断に着地しました。それが動きやすさです。

ダイケンキはワンパンされる可能性がかなり高い。そうなるとバトル場はもちろんのこと、ベンチもいつでも動き出せる準備が求められます。良いタイミングでのダークパッチがカギを握ってます。

ダークパッチはベンチにしかエネ加速できないため、バトル場とベンチを行き来しやすいことがポイントになると思いました。ドロー役にミュウを採用したのはそれが理由です(逃げエネ0)。

かがやくゲッコウガも合いそうですが、うっかりバトル場に出ると動きにくくなるので不採用としました。
エネのトラッシュはハイパーボールやセレナ、トレッキングシューズで補います。

自分の火力面について

80点、240点、280点にすることを意識しました。
スターミーの特性「なぞのすいせい」を2回と、Vstarパワー「ザンゲツスター」を使って80点。キルリアやex進化前のたねポケモンを倒せます。

スターミー1回とダイケンキのワザ「むじひなやいば」で240点。さらにザンゲツスターの+40で280点。こんな感じで3つの点数を出せる展開をいくつか想定しました。

アブソルのワザ「うずまくわざわい」、災いの箱、レスキューキャリーもこれらの計算を補ってくれます。

サポート・スタジアムについて

サポートはやや少なめだったかもしれません。スタジアムを1枚減らし、博士またはナンジャモにしても良かったかなと思います。

減らすなら雪道ですね。今は張ってもすぐに割られる環境ですし。
シンオウ神殿はフュージョンエネやVガードエネ対策で必須カードです。

シティ終了後に記念撮影

当日の結果(2勝3敗)

1回戦:サーナイトex・後攻5-6
マリガン1枚を渡してスタート。こちらの手札が良い時にナンジャモを打たれることが数度あり、対戦中にスターミーを一度も使えませんでした。
最後の最後、手札のスターミーを出せれば逆転かもというタイミングでとどめのナンジャモで負け。

2回戦:ロストヌメルゴン・後攻1-6
うまく噛み合わず、VstarになれなかったダイケンキVがウッウに2発で倒されるなど、デッキの弱い面がすべて出ました。
知られてないかもしれませんが、Vだとワザ使うのに3エネ必要なんですよ(笑)

3回戦:サーナイトex・後攻6-3
ようやく順調に回り、アブソルが活躍するなどやりたいことをひと通りできて勝てました。

4回戦:ミライドン・後攻6-4
序盤から殴り合う展開になり、あっという間にお互いサイド4枚を獲得。
終盤、相手は4枚目のエレキジェネレーターがサイド落ちしていたようでエネ加速できず。こちらがスターミー+ボスの指令でライチュウVを倒して勝ち。

5回戦:パオジアン・先攻0-6
やっとじゃんけんに勝って先攻を取れたものの、サポを1枚も引けないなど回りが悪い。また途中で明らかな判断ミスをしました。これは大いに反省。

2勝3敗で予選敗退となりました。

全体を振り返って

対戦だけでなく、デッキ構築も存分に楽しんだ期間でした。

ジムバなどで上位入賞しているダイケンキデッキがほぼなく(笑)、参考になるリストも限られてました。

そのため各カードの使用感は自分で確認するしかありません。60枚全部を活かせるよう、何か良いカードはないかとカードリストを何度も眺めました。

このnoteを書いているのも、ヒスイダイケンキの参考材料を少しでも増やせればという気持ちが大きいです。

また対戦機会も増やそうと、所属チームでの練習会やジムバに加え、自主大会にも積極的に参加しました。

おかげで知り合いも増え、ポケカのつながりが広がりました。対戦してくれた皆さんありがとうございました。

このシーズン1環境、めちゃくちゃおもしろいですね。
新弾のジラーチ登場によって悪リザが増えた。それから3週間ほど経った今は、カビゴンLOに注目が集まるようになった。上位進出するデッキに偏りがないのがすごく好きです。

ヒスイダイケンキVstarよ、楽しい時間をありがとう。
シティリーグが終わって一段落ですが、これからも使っていきたいと思います。
今月末にはまた新弾が発売されます。何を組み合わせられるのか今から楽しみです。

それでは『ザンゲツ記』はこれで終わり。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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