現金プレゼントSNSの狙いは何？
「お金配り」って本当に上手くできた仕掛けですよね。
ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破！！日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします！ #月に行くならお年玉 pic.twitter.com/cKQfPPbOI3
— 前澤友作┃kifutown (@yousuck2020) January 5, 2019
『プレゼントするから、この企画をみんなに拡散して』
自分のSNSを拡散する手法として古くからあり、元ZOZOTOWN社長 前澤さんの大盤振る舞いで社会現象にもなりました。
前澤さんの企画は別物として、『現金あげる』ってウサン臭いですよね。
今やこの手の募集は、多くの人が実際にはお金が配られない「虚偽」と分かっています。
しかし、応募者は後を絶ちません。
なぜなんでしょう？
「50回以上応募しました。お金ほしいし、簡単に応募できるから」（女性）
「フォローとリツイートだけなら、デメリットはないかなと思って」（男性）
引用元：
NHK NEWS WEB 追跡！謎の“現金プレゼント”
みんな、応募にリスクが無いと思っているからなんですねー。
でも、わざわざ仕掛ける側には、何か「メリット」があるはずですよね？
仕掛ける側のメリットってなんでしょう？
現金プレゼントはエサです
お金が貰えるかもしれないと、企画者のフォロワーになったり、企画拡散のリツイートをしてくれたり、何かに登録してくれたり・・・
応募者は、募集条件を満たそうとして何でも手伝ってくれます。
応募者さえ集まれば、仕掛けた側は現金配布など行わずともメリットを享受できます。
✅SNSアカウントの転売
フォロワー（支持者）が溜まった〝売れるアカウント〟が作れます。
✅紹介料やアフィリエイト報酬
応募条件の〝登録自体がアフィリエイト〟に直結しています。
✅登録金や手数料を騙し取る
現金配布用の〝有料アプリ〟が必要 → 支払った後は音信不通。
✅企画の応募者のリストを転売する
お金を欲しがっている人の〝Twitterリスト〟が売り物になる。
以上は単なる過去例にすぎません。
今も次々と新しい仕掛けが生まれているはずです。
しかし、リスクを孕んでいると知ったとて。
きっと、応募者はあとを絶ちません
ラクして儲かる話なんて無いとか、タダより怖いものは無いとか、いくら言ってもダメなんです。
一人一人、お金に対するリテラシーを上げなければいけませんね。