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【坂東市】北山稲荷大明神は怪奇スポット? 2024.10.12(土)

茨城県坂東市にある北山稲荷大明神(北山稲荷神社)は平将門公戦歿の地との伝承がある
その地は雑木林に覆われている
何年か前になるが、私が初めて坂東市の将門公縁の地を探訪した際には雑草が生えわたり、いったいどこに神社があるのか、参道はどこなのか、全くわからず参拝を断念した

そのような状態から参拝できる状況になったとの情報をネットの書き込みから知った
どうやら「管理人さん」と称される地元の方が地主の許可を得て単独で整備したとのことである
参拝できる様に回復していただいた事には頭の下がる思いである
もちろんその労力に感謝しているわけなのだが、しかし、しかしだ
その後数回北山稲荷大明神を訪れているのだが、どうもその雰囲気が尋常ではないので気になっている
以下2024(令和6)年10月12日現在の写真を掲載するので、その「異様さ」をその目で確認していただきたい

雑木林に囲われた北山稲荷大明神
「森の中」のイメージだが実は参道脇には民家が建っている
上の写真の反対方向から撮影
家電量販店や飲食店やコンビニやカーディーラーなど商業施設の立ち並ぶ幹線道路からわりと近い場所に広い空き地がある
いつの間にやら立ったのぼり旗
脇には「管理人さん」手製の案内板があります
「管理人さん」手製の注意喚起の看板。初めて訪れた時は無かった
社殿近くにも同様の注意看板
倒れたままの石灯籠
これかなりの重量です
持ち上げてみようとチャレンジしてみたが人力では無理です
昨年(2023年)に訪れた時はこんな感じだったのですが…
現在(2024年)の様子
雨漏り対策なのかブルーシートが
とにかく説明や注意書きなどでゴテゴテしてます
以前はそれなりに重視されていたみたいですね
境内には大きな碑がいくつかあります
この場所から出土品があったとか
参拝者に対する「管理人さん」からのメッセージ
昨年訪れた時は無かったです
社を後ろから眺めた様子
昨年の社はボロボロの状態でした
ここにも何やら…
いつ何の作業をしたかの記録が貼り出してあります
参拝記録帳が置かれている台
参拝者との『コミュニケーション』を「管理人さん」は望んでいるようなのです
「管理人さん」手製のアンケート用紙があります
このキャンパスノート、私がこっそりと置いてきたんです
わりと最近までの記帳があります
赤ペンの文字は「管理人さん」によるものです
「管理人さん」は全ての書き込みに赤いボールペンで下線やレ点でチェックを入れてました
雑木林なのでどんぐりの類の樹の実が地面を覆っているのですが、参道部分は綺麗に掃き清められています
参道には車輌の轍があります
比較的新しいタイヤ痕もありまして、おそらく「管理人さん」は軽自動車(軽トラや軽ワンボックス)を所有していて、それを使って資材などを搬入し刈り取った雑草や樹木を作業後に搬出していたと思われます


大手町の「将門塚(首塚)」が綺麗に整備され「以前のようなおどろおどろしさが無くなった」と惜しむ声もある

(管理する将門塚保存会や神田神社からすれば、「庶民の守り神たる平将門公縁の地を怪奇スポット扱いされるのはけしからん」との思いがあるようだが…)

こちら北山稲荷大明神は孤軍奮闘で神社を「復活」させた「管理人さん」の強い意志がある種迷走暴走しており、その意味では新たな『怪奇スポット』になりつつある(それは「管理人」さんの本意では無かろうが…)
将門公の戦歿の地✕個人の執念=……これはかなり強烈な…

まあ、今後も定期的に参拝しつつ推移を見守っていきたい

できれば「管理人さん」の助力になれればと思うのだが、いったいどこの誰なのかもわからず、ここまで北山稲荷神社を『私物化』してしまわれた現在、「管理人さん」が聞く耳をもっているのかどうか…

(令和6.10.14記)


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