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【日航123便】御巣鷹の尾根を訪れる【慰霊】2024.07.24

1985(昭和60)年8月12日18時56分、大阪行きの日航123便は御巣鷹の尾根に墜落した

当時まだ小学生だった
自宅は高台にあり、ベランダに出ると20万人が暮らす地方都市の市街地を見渡すことが出来た
その先には海があり対岸に半島の山々が連なっていた
半島上空は旅客機が行き交う航空路だった
ベランダから夕焼けを眺めるのが好きだった
記憶は定かでは無い
でも、傾いた夕陽に向かって飛んでいた123便をもしかしたらベランダから目撃していたかも知れない…
そんな想像にしばらく苛まれる事になる

たしかその時間に家族でラジオを聴いていた
(母親の教育方針で自宅にテレビが無かったから)
臨時ニュースが伝えられ、しばらくして通常放送から報道特別番組に切り替わった
夏休みだったので遅くまで報道番組を聴き続けていたが、乗客名簿を淡々と読み上げるアナウンサーの声が子供心になんとも怖く感じられた憶えがある

この事故に関して様々な疑惑があることは知っていたし、青山透子氏の名前も知っていたが、氏の著作を読んだのは最近の事だ
以前から現場を訪れてみたいとは思っていたがなかなかその機会が無かった
青山氏の著作に背中を押される形で現場を訪れた
事前の想像を超える険しい場所だった
点在する故人の碑に手を合わせながら山道を登った
拓けた場所に「昇魂之碑」があった
思う事は「命は儚い」
儚いからこそ蔑ろにしてはならない
責任論云々では無く、真相は明らかにするべきである
それがご遺族や、後世に対する真摯な態度だと考える


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