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学校の危機管理と働き方

「インフルエンザの流行による臨時休業」

インフルエンザだけでなく、大雪による臨時休業もあります。つい先日、記録的な大雪が降りました。北海道の小学校では、よくあることです。授業時数もそれを考慮して配当されていることが多いです。

冬は大変なことが多いです。

インフルエンザの情報を見ると、1月は報告数減少傾向にあるようです。

https://www.iph.pref.hokkaido.jp/kansen/501/data.html

大きい学校ほど、感染症の流行には敏感になります。

こうした学校の危機管理、自分の危機管理、は歳をとるほど敏感になっていきます。

メルマガ「谷和樹の教育新宝島」も危機管理の話題でした。

向山洋一先生の教務主任時代のインフルエンザに対応した記録が紹介されています。

調布大塚小2年学年通信 なあに について谷先生は次のように解説しています。

┌<引用>────────────────

この通信の特徴は、

1 結論から述べる。

ということです。

└──────────────────

報告でも、親へのお便りでも、「端的に述べよう。」「結論から伝えよう。」と意識してもなかなかできません。ついつい冗長になってしまいます。

学校でICT担当を務めています。GIGA通信という職員方向けのICT情報をお伝えしています。

私が伝えたいことは何だったのでしょうか。

「リスクや懸念に留意した上で、生成AIを活用していきましょう。」

ということだったのではないかと思います。それがイマイチぼんやりとしています。

大切なのは、

結論から述べる=大切な情報を正確に早く伝える

ということです。

特に喫緊の課題については、それが強く求められます。

生成AIも同様です。子どもが間違えた使い方をしてからでは遅いのです。

触らせる前に注意点を授業し、伝えておかなければいけません。

危機管理能力は、組織の力による部分が大きいです。

向山行雄氏の著書で紹介されています。

ドキュメント風に描かれていますので、すごく読みやすいです。ご興味のある方はぜひ。読み物としてもすごく興味深く引き込まれました。

┌<引用>────────────────

23.インフルエンザと教師の力量 

インフルエンザへの学校マネジメント的アプローチ 【向山行雄 報道されない「学校有事」  学芸みらい社】

└──────────────────

確かに力量のある先生の教室はインフルエンザのような感染症が流行りにくい、という感覚、現場でもわかります。きちんと指導が通っているからでしょうか。子どもたちは手を洗い、うがいをし、(実際に比べたわけではありませんが)欠席が少ない気がします。

情報を正確に伝える。

情報を早く伝える。

これらは組織を動かす上で極めて大切なことだとわかりました。

私が担当する「生成AIに関する情報」も「特別支援の必要な子に関する情報」も結論から述べる必要があると思いました。

本日、特別支援の打ち合わせがありました。

最近の児童の様子を話し合いました。私は、「Aくんは、午後から疲れが出てイライラします。計画的に早退させることも視野に入れてほしいと、保護者から要望がありました。」結論から伝えました。

こうした一歩一歩が働き方改革につながるのだと思いました。

【谷和樹の教育新宝島】vol.61 Part1 からの学び 
#新宝島からの学び
#生成AI
#危機管理


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