嬉しくもあるが、寂しくもある
4月8日、NOAH「MONDAY MAGIC」で清宮海斗が大岩陵平、マサ北宮と組んで、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr,杉浦貴 村上和成の旧杉浦軍と対戦、試合は清宮が杉浦のハイブリッジジャーマンからランニングニーを食らい、オリンピック予選スラムで攻め込まれそうになるなど、窮地に立たされるが、大岩のフォロー得た清宮が変型シャイニングウィザードで杉浦から3カウントを奪い、勝利を収めた。
思い起こせば2017年1月、杉浦と対戦して敗れた清宮は「おい! おい! 待ってくれよ。俺は強くなりてえんだよ!」と訴えて、杉浦も「ノホホンとしている先輩、お前の上のやつら、嫉妬するぐらいお前は突き抜けてみろよ。この団体のトップを取りに行くぞ。わかったか?」と檄を飛ばしたが、この時に清宮はまだ成人したばかりの20歳だった。あれから7年、清宮は杉浦を越える存在になるまでに成長を果たした。清宮の成長は嬉しくもあるが、”強さの象徴”と言われた杉浦が越される、時には寂しくも感じる。それもある意味プロレスなのかもしれない。
試合後に3月に入ってから清宮にしつこく絡んできている、拳王がまたしつこく絡みだし、バックステージで清宮と乱闘になった。
なぜこのタイミングで拳王が清宮にしつこく絡みだしたのか、拳王のマイクアピールの中で「おい清宮、今日もヤングライオンの子守、お疲れ様です。お前は子守しだしてなにひとつ結果なんか出てねえだろ。お前はNOAHをもっともっと上のステージに連れてこうとしてるのか? ただただ海斗さん、海斗さんって慕われてうれしいだけだろ。」と発言したが、清宮の本来の目的を忘れているんじゃないのか、大岩と組んで先輩と慕われている現状に満足しているのではという疑問でないだろうか、
拳王と清宮も不思議な関係でもある、今まで清宮の在り方に拳王が持った時、拳王が常に清宮の前に立ちはだかって、清宮も拳王との戦いを通じて答えを出してきた。
4・11後楽園でノンタイトルながら、二人は1年ぶりに対決するが、清宮はまた拳王と対戦することで、どう答えを出していくのか、注目したい。