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NOAHに来て変われた齋藤彰俊

割引あり

NOAHの齋藤彰俊が引退するまで、あと3日と迫った。

誠心会館時代に新日本プロレスへ乗り込み、越中詩郎や小林邦昭との抗争を繰り広げ、平成維震軍としての活動も見てきたが、新日本プロレス時代の彰俊は空手家からの転向とあって、武骨なイメージが強かった。

1998年、平成維震軍時代の末期に、新日本プロレスに参戦していたドン・フライとの対戦が組まれた。当初、9月の大阪大会では藤波辰爾&西村修 vs. ドン・フライ&ブライアン・ジョンストンのカードが予定されていたが、西村が後腹膜腫瘍で欠場。そこで、平成維震軍に所属していた彰俊がチャンスと見て西村の代役を志願し、藤波も越中の承諾を得て彰俊をパートナーに抜擢。試合は彰俊が敗れたものの、フライから2度、ジョンストンから1度ダウンを奪い、試合の主役を奪う活躍を見せた。その結果、10月の神戸ワールド記念ホール大会でフライとのシングルマッチが実現した。

この活躍で彰俊も新日本プロレスで浮上するかと思われたが、平成維震軍の解散とともに退団。当時はハングリーさを取り戻すためと言われていたが、今思えば、フライとの試合もその意識から挑んでいたのかもしれない。

退団後の彰俊は、意外にもプロレスリングNOAHに参戦した。

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