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テクラの暴走

スターダムがテクラに対して3大会の出場停止と減給処分を言い渡した。

事のきっかけは7月7日のスターダム後楽園大会の第2試合でテクラが玖麗さやかと対戦、内容的もキャリアで優るテクラが、まだ若手の玖麗を圧倒しており、楽勝かと思われたが、場外戦の際にテクラがリングアウトを狙って、先にリングに戻ろうとしたところで、玖麗に足取って引きずり降ろされ、まさかの両者リングアウト、まさかの引き分けで激怒したテクラはレザーベルトで玖麗の首を絞め、村山大値レフェリーも突き飛ばすなど大荒れとなった。

ただ、その大荒れがリングの中だけで済ませればよかったのだが、バックステージインタビューで、インタビューの模様を動画で撮影していた女性スタッフに対し、テクラがレザーベルトで殴打してしまい、おまけに大会終了を待たずに途中で会場から去っていってしまったのだ。

それを受けてテクラに対して処分を下したが、プロレスにコンプライアンスを用いるべきなのか、テクラの行為はヤラセなのではという声も出ている。

これは自分の見方でもあるが、テクラの場合はゴッテス・オブ・スターダム選手権への挑戦が決まっているだけに、相手が若手であろうが星を落とせない状況にもかかわらず、玖麗に足元をすくわれた。これはこれでテクラにとっても大きな屈辱だったと思う。

スタッフへの暴行は相手が男子ならまだしも、女性だったこともあり、レスラーの経験もおそらくないことからスタッフとはいえ、あくまで一般の人物、ましてマスコミの前でやってしまったことを考えると、動画で挙げられた以上、プロレスを知らない一般の人が見てしまったなら、こんな選手を使う団体に批判が集中してしまう。だからスターダムとしてもテクラを処分をせざる得なかったのかもしれない。

ただ処分を受けたテクラは今後どうなるか?、この処分に腹を立ててスターダムを去るなら、それまでということ、この事件をテクラにとってマイナスと考えるかプラスに考えるかはテクラ次第だと思う。

幸い出場停止処分となっても、ゴッテス・オブ・スターダム選手権への挑戦は取り上げられていないことから、テクラにはまだチャンスがあるということだ。

プロレスはリアルとエンターテインメントのカクテルでなければならない、このリアルをテクラはプロレスに変えれるか注目したい。

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