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引退の介錯人

割引あり

11月17日、NOAH愛知県体育館大会で行われる齋藤彰俊の引退試合の相手は、丸藤正道が務めることになった。

引退試合とは、いわば介錯のようなもの。丸藤は彰俊を介錯するために指名を受けたのだ。

丸藤の引退騒動の際、正式な引退会見をしていなかったにもかかわらず撤回したことで、丸藤もずいぶん叩かれてしまった。しかし、丸藤が引退をほのめかしたのは、1月2日に有明アリーナで行われたGHCヘビー級選手権、拳王vs征矢学戦ではメインイベントとしては弱すぎると考え、飯伏幸太を招き、引退という言葉を出して丸藤vs飯伏をメインにしたが、その試合は問題作になるどころか、飯伏のXでの投稿の影響もあり、NOAHのみならず丸藤もバッシングを受けることになり、損な役回りを背負う形となった。

これによって丸藤に悪いイメージがついてしまったが、自分としては丸藤ほど責任感の強い男はいないと思っている。もし彼が皆が思うような人間であったなら、傾きかけたNOAHをとうの昔に投げ出しているはずだ。なぜなら、丸藤は彰俊の言う通り、長年に渡って三沢の背中を見てきたからこそ、彰俊は丸藤を介錯人に指名したのだ。

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