なぜオカダ・カズチカがAEWを選んだのか?
3月7日、AEW Dynamiteで1月をもって新日本プロレスを退団し去就が注目されていたオカダ・カズチカが登場した。
リング内ではマット・ジャクソン、ニック・ジャクソンのヤングバックスが、THE ELITEのメンバーであるハングマン・ペイジを無期限出場停止、リーダー格だったケニー・オメガを追放を宣言したところで、抗議しに来たエディ・キングストンをヤングバックスが袋叩き、そこでオカダが現われてエディを救出かと思ったら、エディをレインメーカーでKOし、THE ELITE入りとなった。
オカダがAEWを契約したことで、ファンからはWWEではないことにがっかりする声が多く聞かれたが、オカダがベストと考えた選択なら、自分らは口出しする領分ではない、ただこれでAEW所属として新日本プロレスに参戦となるのかというと、それをしたいのであればKOUNOSUKE TAKESHITAのようにDDTと二団体契約にしているはず、オカダは敢えてそうしなかったのも、AEW一本に絞りたいという考えもあったと思う。
またなぜWWEではなくAEWを選んだのかというと、WWEだとNXTスタートから始まり、必ずしもトップで扱う保証はないどころか、キャラであるレインメーカーも変えられる怖れもある。そしてAEWでのオカダはヒール的役割なことから、新日本プロレスで出来なかったヒールをやりたかった。オカダは新日本プロレスへ凱旋時はヒール的役割だったが、いつの間にかファンから支持されてベビーフェースとして扱われるようになっていた。
天龍源一郎が「ベビーフェースは技を浅く知っているだけで試合は成り立つ、でも観客の空気を理解して、試合の流れをいろんな方向へ持っていくのはバットガイ(ヒール)だから」と力説している通り、AEWでトップを取るためには、新日本プロレスと同じことをしてはダメだと考えた上でヒールに挑戦しているのかもしれない。
オカダがアメリカでどれだけやれるのか、自分の出した選択が一番のベストであることを願いたい。
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