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新日本プロレスにレスラー人生を捧げた棚橋の引退ロードが始まる

割引あり

26日、新日本プロレスの棚橋弘至が正式に引退会見に臨んだ。

14日の両国で棚橋が引退を発表した時、まだやれるのではという声も出た。

引退理由には膝の状態や腹筋の問題、そして近年のコンディション調整に苦しんできたことを挙げていたが、棚橋自身の衰えが肉体になって現れていたと思う。

正直言ってまだやれるのではという声も聞こえるのも事実、棚橋の師匠である武藤敬司もムーンサルトプレスやドロップキックが使えなくなっても、自分の頭脳を駆使し数少なくなった持ち技で試合を組み立て、数々の名勝負を残し、60歳まで現役で通した。

しかし、棚橋は長くやることを選ばなかった。棚橋と武藤が違うのは、棚橋は新日本プロレスという団体を背負う立場、一レスラーであると共に、新日本プロレス全体を見なければならない。もし、棚橋が団体を背負うことなく、一レスラーでいたなら、中邑真輔やオカダ・カズチカのように海外へ挑戦したかもしれない、だが、新日本プロレスを選んだ、おそらくだが2006年7月、ジャイアント・バーナードを破り、IWGPヘビー級王座を戴冠した時点で、新日本プロレスにレスラー人生を捧げる覚悟だったと思う。

そんな棚橋も2度、勧誘されたことがあった。

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