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やっぱり新日本プロレスは凄い

昨日新日本プロレス1・4東京ドーム大会が開催された、観客動員は27422人、30000人は届かなかったものの、DDT1・3後楽園大会で外国人の観客が目立つようになっていたが、それだけコロナ前の状況に戻りつつあるようだ。

木谷高明オーナーは「コロナ前の動員まで戻したいし、もっと外国からのお客さんがたくさんいたので、もっとインバウンドを増やすような海外戦略も考えていきたい。来年の1・4ドームは土曜日なので、もっと集客はできると思う。そのためにも今年は地方と世界とグローカルな戦略を立てて、もっとプロレスの楽しさを、面白さを伝えられるようにしていきます」と答えていた通り、コロナがなければ、もっと集客出来ていたはずだった。しかしコロナというバブル崩壊で振り出しどころか、マイナスにまで引き下がったしまった。今の状況は新日本プロレスとって、やっと振り出しに戻った状況なのかもしれない。

メインで行われたIWGP世界ヘビー級選手権。SANADAvs内藤哲也は、前半でリードした内藤に、SANADAが猛追をかけて混戦にまで持ち込んだが、最終的に内藤に振り切られてしまった。
SANADAにしてみれば、長年追いかけてきた内藤という存在を越えることが出来るかだけでなく、オカダ・カズチカや内藤哲也と並び立てる新日本プロレスの‟顔”になれたかどうか、JUST 5 GUYSのリーダーになってから示される戦いでもあった、確かにドームのメインに相応しい試合が出来たのかもしれないが、課題だった内藤越えは果たせることが出来なかった。

そして翌日の1・5墨田区大会、10人タッグマッチで内藤と対戦したSANADAは前王者の権利として内藤にリマッチを要求し、内藤も受諾した、理由は「大きな借りをつくっちまったなと思っていたんでね。いいよ、やってやるよ」ハポン締めを阻止したEVILを排除した借りを返すとしていたが、現在のSANADAだったら、ドームより好試合が出来る。敵でありながらも、それだけSANADAを信頼しているということであり、SANADAこそ本当のライバルだと認めたからこそ再戦を認めたと思う。

1・5墨田区でも様々なドラマがあり、中島佑斗とオスカー・ロイペの海外武者修行が決定、UNITED EMPIREvsWARDOGSによる金網戦、オカダ・カズチカ、ブライアン・ダニエルソン、ジョン・モクスリー、石井智宏のドリームチームから主役を奪い取った藤田晃生の自己主張があったが、会社がチャンスを与えるのではなく、自分から動いてチャンスを得るものである。それを藤田が自分の行動で示した。ウィル・オスプレイやタマ・トンガが間もなく新日本プロレスを離れるが、藤田みたいな選手がいるなら、新日本プロレスは大丈夫であり、今年も躍進するだろう。


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