上谷沙弥の突然のヒールターンは必然だった!?
7月28日、スターダム、シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロで行われたワールド・オブ・スターダム選手権、王者・舞華に挑戦者の刀羅ナツコが挑戦、ナツコ自身が敗れれば大江戸隊のリーダーを返上するとあって、”背水の陣”を敷いて挑戦だった。
試合は凶器攻撃も舞華に防がれ、全てを出尽くしたところで、舞華が攻勢に出て、リストクラッチ式みちのくドライバーⅡが決まり、誰もが勝負あったかに見えたが、舞華のセコンドである上谷沙弥が村山大値レフェリーを場外へ引きずり出す行為に出て、上谷のまさかの行動に館内のファンは騒然となる。
上谷の行動に舞華も動揺したところで、ナツコが舞華の顔面に毒霧を噴射、最後はデスバレーボムからのスワントーンボムで舞華から3カウントを奪い、念願だったワールド・オブ・スターダム王座を奪取した。
試合後は上谷が舞華に「お前を泣かせに来た」「永遠にサヨナラ」と言い放った後「着ていたクイーンズクエストのTシャツを投げ捨て、ナツコも「大江戸隊は今日で終わり、上谷、小波、テクラ、吏南、桃、琉悪夏このメンツで新ユニットの誕生だ!今日からこの団体を乗っ取って女子プロレス界ナンバーワンヒールになる!」と、大江戸隊を発展解消、ユニット名を「H.A.T.E」と改めた。
上谷は大江戸隊との「最終敗者以外4人、ユニット追放マッチ」に敗れてから、一人でクイーンズクエストを背負い、どこのユニットにも属さない”無所属”となっていたが、最近は黄金世代の同期として舞華と組むことが多くなっていた。
上谷の突然のヒールターンには誰もが驚いたことだが、彼女の試合ぶりを見ても、時には大胆なこともやることから、上谷のヒールターンもある意味”上谷”らしさ”が出ていた行動だった。
なぜ上谷がヒールターンを決意したのか
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