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内科ローテ 研修医向けお勧め書籍
この記事では自分が研修医内科ローテの際に役立った書籍を紹介します。血液内科志望なので、血液内科関連は別のページに詳しめにまとめています。
このページでは、循環器、呼吸器、消化器の初学者向け書籍で私が読んだものを紹介しています。
循環器本①:極論で語る循環器内科 第3版
おススメ度 ★★★
とっつきにくい心臓カテーテル治療をなんとなくは分かったつもりになれる本。非循環器志望の研修医であれば、救急外来で心エコーを使えるようになることとか、病棟で心不全治療薬を出せるようになりたいとか目標が色々多すぎると思いますので、極論で分かりやすく説明される本書のような書籍は有難かったです。
循環器本②:ザ・ベーシックメソッド 心不全 薬物治療
おススメ度 ★★★
エビデンスベースで書かれていてわかりやすかったです。循環器の薬の出し方の基本がわかります。研修医が新規処方することは殆どないと思いますが、心不全・高血圧・不整脈の患者は多いので、やはりある程度理解しておく必要はあるでしょう・・。
呼吸器の本:レジデントのためのやさしイイ呼吸器教室[ベストティーチャーに教わる全29章]改訂第3版
おススメ度 ★★★★
非呼吸器内科志望の研修医にとって必要十分~やや高度かもしれないです。厚めの本ですが、基礎からわかりやすく説明されていて値段相応の価値があると思います。
消化器の本:極論で語る消化器内科
おススメ度 ★★★
内科志望ならJオスラーの症例集めに奔走することになりそうな科の筆頭。メジャー疾患・メジャーな病態(便秘下痢・吐下血・嘔気嘔吐)が多めなので、あえて消化器ローテ中に学ぶという側面は少なめかもしれません。内視鏡に惹かれなければ、自分で病棟管理を勉強するほうが有意義かもしれません。メジャー疾患については、教科書を探すよりも先ずはガイドラインのほうが適している気もします。
さいごに・・。
私が研修医になってから一番よかったと思っている買い物は、①スキャナー(ScanSnap iX)と②iPad miniです。裁断済み書籍をスキャナーで取り込み、電子化してiPadで読める仕組みを確立すれば以下の利点があります。
1)費用の大幅節約・・・
例えばメルカリで安めに裁断済み中古本を購入し、使用した後に売却すれば実質コストの削減になる。
2)持ち運びのしやすさ・・・
白衣のポケットに電子化教科書を入れて簡単に参照できる。
おすすめ↑ ぜひ!
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