【医学部受験】倍率と合格難易度は全く関係ない理由について
今日は、医学部受験における倍率と合格難易度についてお話をさせていただきます。
これは、多くの方が誤解している内容で、理解している方の方が少ない印象があります。
結論から言うと、倍率と合格難易度は全く関係ありません。
むしろ、倍率が高い大学は難易度が低い傾向にあります。
まず、私立の倍率の話でいうと、前期試験では帝京大学と東海大学の倍率が高い事が有名です。
これらの大学に共通している点は、複数日で受験ができる点です。
帝京大学の場合は、3日間の試験日があり最大3日間受験することが可能で、その中で点数がよいものを評価する形式です。このとき全ての出願者数をカウントしているため、受験日が1日のみの大学と比べると倍率が高く見えています。
東海大学も同様に、2日間の試験日があるため倍率が高く見えています。
これらの倍率が高い大学は、偏差値でいうと比較的低いラインにあるため「倍率が高い=偏差値が高い」とは一概には言えません。
次に、国公立について、倍率と合格難易度に関係がない理由を説明していきます。
国公立大学が私立大学と異なる点は、主に
・前期と後期で1校ずつしか受験できない
・足切りがある大学がある
の2点です。
1点目について、私立は複数校受験できるため受験者数は多く倍率も高くなるのに対して、国公立は受験回数が限られているため1校あたりの受験者数が私立よりも少なく倍率としては低くなります。結果として国公立の倍率は私立よりも低くなりますが、倍率が合格難易度に関係があると一概には言えません。
2点目についてですが、国公立大学には足切りがある大学が多く、受験できる人数や倍率が決まっています。成績の良い一部の受験生が難易度の高い大学に出願する一方で、センター試験がそこまで良くない受験生の多くが、足切りのない大学へ集中するからです。
実際、東大のような難関国立大学の受験倍率はそこまで高くはなく、逆に足切りのない大学には受験者が多く集まります。
また、センター試験後に倍率をみて出願校を変える方がいますが、受験者数が多いからといって難易度が上がる訳ではないため、あまり意味がないことだと考えます。
加えて、予測はあくまでも予測であるため、実際の結果とは異なる場合も多いです。
上記の通り、私立、国公立に関わらず倍率と合格難易度は関係ないため、情報に振り回されずに試験や受験勉強に集中することをお勧めします。
ありがとうございました。
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