病理画像(国試)まとめ
国試の病理像
医学的な正確性を保証するものではありません。
血液内科
・多発性骨髄腫:形質細胞の異形、増加
多発性骨髄腫
・骨髄生検における形質細胞の増加
:骨髄中の形質細胞は正常で5%以下(20個に一個)
→1視野にいくつも見える病理像は異常
・異常形質細胞の特徴
:核小体の明瞭化、多核、核の腫大
・形質細胞(正常含む)の特徴
:核周囲明庭(ゴルジ体:細胞外に分泌するタンパクを修飾する装置。形質細胞は抗体分泌が多いため発達している)
:核の偏在
よくわからなかったら、「形質細胞がたくさんある画像=多発性骨髄腫」と覚えればいいかも。
腎泌尿器
・膜性腎症:
膜性腎症
Fig.1 を参照するとイメージが湧きやすい。
・基底膜に免疫複合体が蓄積し、最終的に基底膜が肥厚する
:蓄積物、スパイク、基底膜の二重化・肥厚
・電子顕微鏡で、IgGが顆粒状に係蹄壁に沿って蓄積
:免疫複合体の蓄積が原因であると考えれば、顆粒状にIgGが染色されることに納得がゆく
女性生殖器
・明細胞癌→明瞭な胞体、hobnail細胞
明細胞癌
・子宮内膜症の悪性化で発生することがある
・明瞭な胞体、hobnail細胞を特徴とする
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