映画:「窓ぎわのトットちゃん」

新年早々、大きな災害や事故が起きている。発生前の穏やかだった元旦の午前中に、地元のシネコンに「窓際のトットちゃん」を観に行った。
言わずと知れた黒柳徹子さんの小説が題材となっているアニメ映画。

「ファーストデイ」も、昔は1本1,000円で、ハシゴして2本観たりもしていたが、今では1,300円になっている。さすがに数十年前と同じという訳にはいかない。

客席は半分くらいの入り。老若男女バラバラな客層であった。早くも1日に2回の上映になっていて、全くヒットしなかったと言って良い…

…ところが、これが大人が見てもかなりいい映画(!)で、戦前から戦争中の話であるにも関わらず、押しつけがましくもなく、令和の時代背景を重ね合わせることで、いろいろと考えさせられる作りだった。

昔、年始に観た「この世界の片隅に」は、新年早々暗い気持ちになったりもしたが、この映画は暗い気持ちになるものでもなく。そして、黒柳さんが多感な子どもの頃にどういうことに影響を受けて成長したのかも良く理解できた。

最近のアニメ映画は内容が良くても全くヒットしないケースがあるようで、その逆もあり、変な形で興行は二極化していると感じている。

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