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仕事できる人が仕事できない人を生み出してる説 vol.670

どこの職種でも働き蟻の法則があるように、仕事の比重やその消化量は人によって異なります。

ある一定のラインをこなせる6割の人たち、ある一定のラインもこなせない2割の人たち、そしてそれすらもカバーできてしまう2割の人たち。

どんな小さな集団でも起きることです。

そしてこれは、ある集団の中で全般を通して統一した人数比であると同時に、取り掛かる事柄によっても変化はあります。

今日はそんな集団の中での業務の遂行差について考えます。

できない人は向いてないだけ?

こんな話をすると、中には仕事ができないのではなくて合う仕事に出会えてないだけでないかという可能性も出てきます。

確かにその可能性も十分にあります。

しかし、向いてない仕事をやり続けているというのも不思議な話です。

そう言った時、多くの場合自分に仕事があってないことに気づいてない、とりあえずはこなせているから平気だろうという惰性の中にいるのではないかなと感じてしまいます。

向いてないからというのは、仕事ができない理由としては納得ができません。

そうであれば自己実現できる職を探せとそう思ってしまうわけです。

できない人はできないと思ってない

そもそもできない人ができないと思わないのは、本人のやる気など以外にも別の理由があると思います。

それは、仕事ができる人ができない人を生み出しているという可能性です。

仕事の消化量で比べてしまうと、圧倒的にできる人とできない人では、仕事をこなすスピードが異なります。

そうなると当然、両者の時間軸は異なり、できる人はできない人を遅く感じます。

自分の抱えている分が早く終わっているために、できてない人の分まで肩代わりしてしまうわけです。

そうなるとできない人は、ますます仕事をやる機会がなくなり、より仕事ができなくなっていってしまうわけです。

これこそが働き蟻の法則が発生してしまう所以なのではないでしょうか。

排除思考ではなく

とは言っても、働き蟻のできない2割を排除してはいけないのです。

そこを排除すれば再び集団内比は2:6:2になり、新たにできないと思われる人が生まれてしまいます。

つまり、集団の中にはそんな人がいるということを踏まえた上で、集団向上を目指していかなければならないのです。

そうなると当然、トップに立つ人のマネジメント力こそが全て。

それぞれに見合った業務を分配する。

きっとこれこそが大事なポイントになってくるのでしょう。

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