欠かさずに毎年いくのは、、、 vol.288
ここ最近、連投している「実習事前授業で話したい集」。
私は毎年必ず、採用の際にお世話になったトップネットの夏季授業研究と、自分の母校の日大理工学部の授業の中にある、先輩から聞くコーナーの授業に欠かさず参加するようにしています。
教員になってから、かれこれ5年が経ちますが毎年いかせていただいております。
教員という仕事はなかなかに忙しく、研修に行くのにも自分の首を絞めていくような職種です。
そんな中でも私が、必ず赴いているのには大きな理由があります。
今日はそんな思いを綴っていきます。
これからの教育は若手が背負う
一つはこれです。
先生は経験職という方もいらっしゃいますが、そんなベテランの超凄腕先生も、いずれは現場を立ち去る日が来ます。
それも、若手などよりかはよっぽど早く。
だから、そんな「ベテラン先生がいるからこの学校は成り立っているんだ」とか、「あの先生ありきのこの学校だよなぁ」というのは、聞こえがいいかもしれませんが、相当危惧すべきことだと考えています。
これからの教育を先導して、作っていくのは今の若い世代です。
だから、少しでも年齢が上なのであれば自分の培ってきた経験や学びを、どんどんと下の世代への伝承が大切になります。
伝承と育成。
そしてそこから新しい教育が生まれていくのです。
時にはしゃしゃり出て先導してあげるのも大事ですが、そこが定位置になってはいけません。
教育をよくするために私は後輩に思いや学びを伝え続けるのです。
教職を知れる
そして、学生と触れ合うといいのが大学での学びを知れるということです。
ほとんどの場合、教員になるためには大学にて教職課程を履修する必要があります。
しかし、その教職課程の学ぶおおよその内容は等しいのですが、細かいところは大学ごとに異なります。
私の通っていた大学では、どの教室にもプロジェクターがついていましたので、模擬授業も当たり前のようにスライドを利用して行なっていました。
しかし、いまだにスクリーンが設置されていない大学もあります。
ICTの整備面だけをとって考えていますが、それ以外にもたくさんあるでしょう。
このように大学の教職課程で学んでいることが違うからこそ、さまざまな学生と触れることが最新の教職を目指す人たちの示唆を知るきっかけになるのです。
そして、それは今教員をしているん私自身の励みや気づきにもなります。
感謝と愛と貢献
そして一番は、感謝と愛と貢献の循環を起こしていきたいから、関わり続けているのでしょう。
私自身がこのような場で種を蒔けば、それを見て他の人も種を巻き始めるかもしれません。
または、その苗を育ててくれるかもしれません。
そんな循環が教職を目指す学生の前で起きれば、その先にいる子供を取り巻く環境は変わっていくに違いありません。
全員に届けるつもりはありません。
その中のたった一人でも響いてくれる学生がいれば、そこから世界は広がっていきます。
教育を変える=大きなことをするだけではない。
今あるつながりを大切にしつつ、そこに種を蒔き続ける。
これも私のやりたい大事にしている一つです。