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喋りたがる病と目的見失う病 vol.721

教員はどうしても喋りたがり病です。

1を聞くと10を良かれと思って話していきます。

それがいいと思っているのか無意識なのかは分かりませんが、いつも会議のたびにそれを感じてしまいます。

どこの学校も成績会議をするかと思いますが、皆さんの学校はどんな形で進行しますでしょうか?

私の学校では成績の優良者と不良者を共有して、情報共有を各クラス全てで行っていくということをします。

今日はそんな成績会議について考えていきます。

もういいよ、、、誰それ?

この成績会議というのが立ち位置が難しく、何を目的としているのかは共有されているものの、どこか惰性になっているのではないかなと感じる部分があるのです。

各学年のよく頑張っている子を共有して背中を押していく、なかなか成績が振るわない子をみんなでケアするというのが本来の目的であるはずなのに、どこかそれが見落としがちな気がします。

加えて何百人もいるうちの学校では名前一つ挙げてもらったところで、顔と名前が一致しません。

顔と名前が一致しなければ、それを普段の指導に充てられるわけもなく、結局のところ誰ともわからない成績をただただ眺めるそんな時間になってしまうわけです。

それでもなぜか先生は話したがる、それは自分はこれほどまでに生徒を思っているという意思表示なのか、周りに同調しているだけなのか、それがあるべき姿と思い込んでいるのか。

否定はしませんが、私自身は非常に勿体無い時間だなと感じるわけです。

間違い探しゲーム

さらに私がイラッとするのは、この会議の目的が見失う瞬間があるときです。

会議で全員が目を通すので正しい資料作りは大事になりますでしょうが、そこが目的ではありません。

しかし、なぜかこの会議では間違い探し、粗探しが始まってしまうわけです。

「なんちゃらの数値、正しくは〇〇という表記じゃないですか?」とか、「ここの科目名はこういうふうにした方がいいんではないですか?」とか、、、。

確かに大事!大事です。

しかし、そこに時間を割くべき会議ではないように感じます。

そんな手間をかけるのであれば、成績会議時に生徒の顔写真を添付した方がよっぽど意味のある会議になるかと思います。

何を目的にして、何を決めるのかさえ決まればね、、、

本当に長くダラダラとした会議が長いのが教員の会議です。

この理由は至極単純。

これまで通りをこれまで通りやろうとするからなのです。

成績会議も全員が確認をすることを目的とするのであれば、事前に配布して特記事項をその場で確認するだけで済むはずです。

他の会議だった、何かを決定したい会議なのか、情報共有をしたい会議なのか、それだけでも決まっていれば大変スムーズになるはずなのです。

なかなか変わらない学校現場。

現場からお届けしました笑。


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