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テリファー3への準備運動初心者におすすめなゴアホラー6選

※本記事は1129日から公開予定のテリファー聖夜の悪夢でゴアホラーを初体験するであろう方々向けの内容になっています。

11月29日からテリファー 聖夜の悪夢が公開される。先月11日に全米公開された今作は前週に公開されたジョーカー フォリ・ア・ドゥから1位を奪い取り、映画倫理機構未審査作品でありながら全米では5300万ドル、全世界で8000万ドルを超える売り上げを記録しており評判も上々だ。

テリファー聖夜の悪夢はクリスマス映画のため
アート・ザ・クラウンもサンタコスを決め込んでる

日本国内ではオリジナル版のまま上映する実績が目立つ配給会社エクストリームが配給する事もあり、今作の持った恐ろしい残虐性を100%味わえる事になるだろう。

エクストリーム配給作品(TOCANA映像事業部だった際の作品も含む)を一部紹介する

観たら死ぬという曰く付きの映画(という体の)を軽いドキュメンタリーと共に鑑賞する
アントラム 史上最も呪われた映画

死にはしない


伝説的なゴアホラー邪悪な黒塗りとノーカットで再降臨を果たす
屋敷女 ノーカット完全版

描写はキツイが感動的なクライマックスがある


40周年の待遇は4Kリマスターと完全無修正
食人族 4Kリマスター無修正完全版
(ポスターは過激すぎるゆえご自身でご検索をお願いします)


日本初公開時は20歳未満の入場が禁止された本物の劇物
セルビアン・フィルム

余りにもキツそうで未だに観れてない

殺人カブトガニが人を襲う だけじゃない楽しさてんこ盛りのカブトガニホラー
キラーカブトガニ

今見ても素晴らしいキャッチコピー


このようにエクストリームは新旧名高い作品から多種多様な映画を配給することで何かと話題を集めている会社であり、少しでも自社の作品の話が現れたらいつのまにかいいねかRTをかますムーブの速さもある。この記事を読んでる人の中ですでにテリファーの話題をした人も何人かいるかもしれないがありえない速さで捕捉された人もいるだろう。そこはいつも通りなので安心してもらいたい(なにを???)。

そんなエクストリームをそれなりに見守ってきたと思ってる人間から言わせてもらうが、テリファー聖夜の悪夢は宣伝が過去一力が入っている作品である。

  • 小島秀夫監督によるコメント

  • DIR EN GREYによるイメージソング提供

  • アレン様のアンバサダー就任

  • エクストリーム史上最大規模の公開規模

これまであらゆる作品を配給してきたエクストリームだが、今作への力の入れようは過去に類を見ない。本気でヒットを狙いに来てるのだろう。(事実過去作の振り返り上映は結構埋まっているという話もちらほら聞く)
そこで新たに目立つのが新規勢だ。各方面とのコラボによってあらゆる界隈の人々が今作に一斉に興味を示し、今作の知名度が必然的に上がり「どんな映画なんだう?見たいなー」となり将来の観客となる。ホラー好きにとって新たに興味を持ってくれることは非常に嬉しいし、日本国内でのホラー映画好きの人口が増える事も嬉しい。

しかしだ。今作がテリファーであるという大きな問題点がある。
まず、今作は1作目から一貫して非常に残虐なスプラッター描写が目立つ。
目ん玉を潰すのは当たり前で人体をノコギリで一刀両断するのも顔面がズタズタになるまで痛めつけるのもよく行われる。
実際、2である終わらない惨劇では今作の代名詞ともなった鑑賞中の観客がグロさに耐えきれず吐いたという伝説も作り上げるほど本当にグロい。挙げ句の果てに聖夜の悪夢の初お披露目の際、11人が退出しそのうち9人は冒頭10分で耐えきれずに出て行ったという歴史も作り上げた。


終わらない惨劇公開当時に気絶したという報告と嘔吐したという報告のツイートが載っている記事(英文)


初お披露目で11人が退出したニュース(英文)


つまり、何が言いたいかというとだ


初めてのゴアホラーで
テリファーは超しんどい
かもしれない


無論今作からゴアホラーというジャンルに触れて1と2そして0を観て肩慣らしするのもいい心がけだとは思う。0は比較的()観やすいし1もかなり過激で2はパワーアップしまくってて乗り越えるのもかなりキツイはずだ。
だからこそ、準備運動になるゴア映画が必要だろう。
そのため、今回はテリファーシリーズへの準備運動に最適なゴアホラーを6本考えてきた。
比較的利用者が多いであろうサブスクであるAmazonプライムとNetflixからそれぞれ3本ずつ、ゴア描写というものを理解しやすいと思える6本で選ばせてもらった。
今回の6本に対してそれぞれに
どれほどグロいのかのグロLV
主に描かれるグロ描写(映倫の表記のような)
も記載しておく。

では、準備運動として最適な6本を紹介させていただこう。


Amazonプライム編



1本目:武器人間(2013)

新旧ドラえもん声優陣の吹き替えは必聴


ストーリー:
時は第二次世界大戦末期。秘密任務のためソ連の偵察部隊は任務ナチス・ドイツの占領下に侵入していた。記録のためカメラを持ちながら任務を続ける彼らだったが、いつしかマッドサイエンティストが潜む教会に足を踏み入れ恐怖の武器人間達と対峙することとなる・・・


公開当時、予告編のナレーションが大山のぶ代さんによるドラえもんまんまである事が非常に話題となった今作だがかなりグロい。公開当時のレイティングがR15とはいえ人間の脳みそは摘出されるわ内臓は抉られるわと最悪な死に方しかしない。そんな今作だが、吹き替え版が新旧ドラえもん声優陣がしっかりとホラー映画の演技をしてるので恐ろしさが増す。夕方に聞き馴染みのある声が苦しみながら息が途絶えていく様を想像してもらいたい。ゾッとするほど力のこもった吹き替え版を聞きながら今作のグロは非常に見応えはあるが、84分という比較的短い時間なので観やすいと言ったらまだ観やすい。

グロLV.5
主なグロ描写:
非人道的な実験による肉体破損と死体の数々
刺激の強い肉体破損描写多数



2本目:
マリグナント狂暴な悪夢(2021)

度肝を抜かれる恐怖体験

ストーリー:
夫からDVを受け続けているマディソンは、ある晩家に侵入してきた何者かによって夫が殺されたのをきっかけに悪夢を見るようになってしまった。その悪夢は、見ず知らずの人々が惨殺されていく光景で翌朝のニュースにはその光景が現実であったことを示すように、夢で見た人物が死亡したと報道される。何故自分には見えるのか?何故この見ず知らずの人々が殺されていくのか?謎を追求すべくマディソンは警察に協力し捜査を始めるが、次第に彼女の封印された過去へと向き合う事になっていく。


監督はSAW(1作目だけ)とインシディアス、そして死霊館シリーズのジェームズ・ワン。彼の恐怖描写も勿論のこと、今作はSAW以上にフレッシュなゴア描写がかなりある。生々しいではなくフレッシュだ。見ればわかるが今作のグロは爽快系である。人体は綺麗に切り刻まれズタボロになっていくのだが観てて気分が良くなるという摩訶不思議な経験ができるが、慣れていけばゴア描写を見て気分が良くなるというのは(個人差はあるが)事実だと思う。というのも、今作ジェームズ・ワンお得意のツイストを効かせた展開が後半にズドンと構えており、そこから一気にホラーなのだが違うホラーへ移行していくのだ。どんなものかは是非ご自身の目で目撃してもらいたい。


グロLV.3
主な描写:
イカした設定の刃物による殺傷描写
刺激の強い肉体破損描写多数



3本目:
FOUND/ファウンド(2012)

どこまでも報われない


ストーリー:
どこにでもいる11歳の普通の少年マーティンは、ホラーが大好きで自作のグラフィックノベルを執筆中だ。そんな彼は自分の家族の秘密を知っている。お母さんがラブレターを隠していること、お父さんがポルノ雑誌を隠し持っていること、そして家族で一番仲のいいお兄ちゃんが人の生首を隠していること。お兄ちゃんの秘密を知ってからマーティンの人生は思いもよらぬ方向に転がり始めていく。


恐らくこの3本の中で一番悲しいドラマである。今作はグロもあるし陰鬱な描写が多くあるが、基本的には青春モノだ。家庭内の鬱憤も溜まるし学校ではいじめられてる少年がホラーに浸るという現実逃避で日々を過ごす中で、兄の異常な癖を見続けた最中に始まる映画の中だけだった非日常が侵食していく。だが、その根元にあるのは紛れもない家族愛。どんな形で家族愛を成立させてその結果は是非ご自身の目で見てもらいたい。ドラマメインだがゴア描写もしっかりと力を入れてるので、話と描写を両方バランスよく楽しめる一本となっている。


グロLV.4
主な描写:
生首の出現
刺激の強い死体描写
本編内映画での殺傷描写



以上がAmazonプライムでオススメな準備運動作である。おすすめの順番としては
マリグナント>ファウンド>武器人間
である。最初に爽快系なゴアを堪能して次にドラマとゴアを両方楽しみ最後に悲惨極まるゴア祭りを拝むという順番だ。なお、Amazonプライムではテリファー0、テリファー、テリファー終わらない惨劇までのシリーズ全3作が見放題配信されているので、この3本を見終わってすぐにぶっつけ本番鑑賞ができる。


では続いてNetflix編に移ろう。


Netflix編


1本目:
死霊のはらわた(2013)

ハズレない監督の最高のリメイク

ストーリー:
デビッドは妹であるミアのため山奥にある山小屋に来た。薬物依存症となった彼女を助けるために。恋人のナタリーを連れ友人のエリックとオリビアと再会を果たしミアのリハビリは始まった。前途多難なリハビリの最中、5人は地下室への入り口を見つける。そして、見つけたのは禁断の死者の書だった。好奇心が仇となりエリックが呪文を唱えたことから想像を絶する地獄が5人に襲いかかるのだった。


監督は今年公開のエイリアン:ロムルスを大ヒットへと導いたフェデ・アルバレス。そんな彼の初長編が今作だ。オリジナル版は偉大なるスラッシャーホラーの元祖とも言える作品で非常に魅力的な作品を非常に魅力的なゴアホラーへと進化させた。公開当時オリジナル版にあったギリギリのコミカルさが消えてるではないか!という不評も目立ったが、それは間違いだ。今作はハードだからこそ輝くものがある。技術の進化で今見ても痛々しいグロさも満載でオリジナル版より逃げ場のない展開も非常に素晴らしく、オリジナル版を見てればより楽しい展開や演出が盛り沢山だが、新規勢もちゃんと呼び込めるようにリメイク版ならではのドラマもちゃんと面白い。何よりクライマックスに関してはオリジナル版より大好で現在まで公開されている映画版シリーズで最高のクライマックスであると胸を張って伝えておきたい。


グロLV.5
主な描写:
全編にわたる肉体破損を伴う殺傷描写


2本目:
死霊のはらわた ライジング
(2023)

ホラーよ 容赦なく壮絶で無慈悲であれ

ストーリー:
疎遠になった姉エリーの元を訪れるベスはある相談をするためロサンゼルスのアパートに赴いた。エリーの3人の子供と再会する矢先大地震が起きた。地震の影響でアパートの地下駐車場のさらに地下から金庫が出現し子供の1人がその中を探索すると、中から忌々しい死者の書を見つけ同封されていたレコードと共に持ち帰ってしまう。レコードを再生し謎の呪文が唱えられた時、再び死霊が地上に放たれるのであった・・・


まさかの続編?ではない。今作は過去作とのつながりは(一応)ない完全新作であり、オリジナル版の絶妙で悪趣味なコミカルさと前述したリメイク版のハードで悲惨なゴア祭りをミックスさせた最強の新作だ。思春期真っ只中でも関係なく子供も普通に殺しにかかる死霊の恐ろしさはシリーズ随一。シチュエーションのオマージュも勿論あるが死者の書そのものの設定のヤバさもシリーズ最強クラス。とんでもないことになっているクライマックスのハイテンションも相当キマっているので、是非この新傑作で準備運動を行ってもらいたい。


ゴアLV.5
主な描写:
全編にわたる肉体破損を伴う殺傷描写



3本目:
悪魔のいけにえ 
レザーフェイス・リターンズ

この一本だけでフランチャイズの
キルスコアを大更新した


ストーリー:
かつてアメリカ全土を震撼させたテキサス電動ノコギリ大虐殺も過去の出来事となった新しいテキサスでビジネスを始めようとする若者達。プレゼンの準備が進む最中、僅かに残されていた純粋な凶暴は静かに息を潜めていた。だが、ある出来事が原因で再び彼の大虐殺が始まるのだった。レザーフェイスの大虐殺が・・・


まず今作だが、続編と言ってる割には設定が1作目と相違してる点がかなりデカすぎるため別物と考えて見たら相当楽しい映画である。歴史的な傑作である悪魔のいけにえにはいくつもの続編があるが、今作はその続編達の中で1番人が死にまくる。なんなら死にまくってるせいで「本当に悪魔のいけにえか?」と思ってしまうくらいには別物の様な作品になっているが、レザーフェイスの凶暴性とゴア描写は素晴らしい出来栄えだ。
冒頭の素晴らしい骨の使い方から始まり、ハンマーで足を折り頭を叩き割りクライマックスのチェンソー無双を82分間という短めの尺でたっぷりと堪能させてくれるし、善意も勇気も復讐心も全て薙ぎ払うレザーフェイスの勇姿が非常にカッコよくて惚れ惚れとしてしまうし終わり方も超最高。


ゴアLV.4
主な描写:
刃物や工具そしてチェンソーを使用した肉体破損を伴う殺傷描写


以上でテリファーへの準備運動に最適なゴアホラー映画を6本紹介したわけだが、今回U-NEXTから出さなかった理由に関して説明するとU-NEXTは作品が充実しすぎてて普通に調べて「これグロそう見てみたい!」という映画が多すぎて3本に区切ることが困難だったためだ。なので今回はあえてアマプラとネトフリに限定したが、U-NEXTが最高の宝箱的サブスクであることは伝えておこう。
なんならU-NEXTでもテリファーシリーズは見放題に入っているので、入会してあらゆるグロ映画を見まくるのもいい準備運動になるだろう。

その代わり月額が2000円越えと結構高い。ネトフリも最近値上がりしたけど


最後に:

この記事を書いてたつい先ほど、テリファー聖夜の悪夢公式Xからこんな動画が載せられた。



みんな腹を括れ
今作にはそういう場面がある


公開まであと11日。
心してこの残虐な聖夜の悪夢に備えよう。

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