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私がAlexaスキルを開発するときに大事にしている5つのこと

イガラシです。現在、エンジニアとして働いています。最近は個人開発の範囲でAlexaスキルの開発をしていて、いくつかスキルを公開中です。

今回は、私がAlexaスキル開発をする際に特に意識していること5点を書きたいと思います。
※あくまでも私個人の考えであり、それに沿っていない人を否定するつもりは全くありませんのでご了承ください。

以下の5つです。

 1. スマートスピーカーでやる必然性があること
 2. そのスキルを使う人がいること
 3. オリジナリティがあること
 4. チャレンジがあること
 5. 自分が「面白い」と思いながら作れること

ここからは、それぞれに対して私なりに説明します。

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1. スマートスピーカーでやる必然性があること

まず、なによりもこれです。
スキルコンセプトを考えている段階でいつも自問自答してますが、その中で一番最初に自分に問うのが、「それ、スマスピでやる必要あるの?」ということです。もっと具体的かつ砕けた感じで言うと
「スマホでよくね?」
「タブレットでよくね?」
「紙とペンで十分じゃね?」
などとなります。
個人的に、今は「スマスピでしかできないこと」を打ち出してその有用性を伝えて浸透させていかなければならない段階、と考えているというのもあります。
※利用する層を絞ることでこの辺の問題に回答することができる場合もあります(例:スマホを持ってない層をターゲットにしている、等)。ただ、このケースだと、そもそも本人がスマホとかを持ってない場合が多いです。そうなると、ターゲットになりえる人がそもそもスマスピの情報を得ることができなかったりスマスピに否定的な考えを持っていたりするので、スキルを使わせるに至るまでが大変そう、と思います。

2. そのスキルを使う人がいること

「あ、これを音声でやったら面白いかも」というアイデアが出てきたとき、「とりあえず作ってみよう」としたくなることが結構あるのですが、ある程度開発を進めたところで、「これ誰が使うんだ…」となってしまうことがたまにありました。個人開発の自由さゆえの問題だなあと思いました。その経験を踏まえ、「誰が使うか」のイメージをもとうと考えるようになりました。
「誰が使うか」はできるだけ具体的にイメージするようにしています。その方がスキルの世界観を考えやすくなるためです。

3. オリジナリティがあること

なるべくすでに出ているスキルと重複する内容のものは避けるようにしています。
例えば、私は計算ドリル学習的なスキルとして、「かけ算工場」というAlexaスキルを公開しています。このスキルは、出題された数字をかけ算に分解して答える、という一般的な計算ドリル系スキルとはちょっと違ったタイプのスキルになっています。なぜこうしたか、その理由は以下となります。
 ・「かけ算や割り算の勉強スキルはすでにたくさん存在している」
 ・「逆算する系のスキルは誰も作っていなかった」
自分が最初に作ることで、第一人者になれるし、Alexaスキル界的にもカバーできる幅が広がると考えています。できれば、「こういうタイプのスキルを作っているのは自分だけ」というものを増やせるようにしていきたいです。

4. チャレンジがあること

Alexaスキル開発自体が発展途上のため、どんどん新しい機能が増えています。また、自分自身もAWSやNode.js、その他サービスとの連携など、いろいろ勉強中です。
スキルを作るときは、少しでも新しいチャレンジをして自分のスキルアップも目指しています。
できることが増えれば増えるほどアイデアも湧くようになるし、「次はこれを実現したいから、そのためにはこれを勉強しよう」のような感じで自己成長のスパイラルに入ることができるので、やりがいを感じます。

5. 自分が「面白い」と思いながら作れること

個人開発は、自分のペースでやれるのが良さでもあり危険な部分でもあると思います。私は、個人開発では、モチベーションの維持と時間の確保が重要だと考えています。モチベーションを維持し続けないと、開発が長引いたときにリリースまでもっていく前に力尽きてしまうのでは、と思うためです。
そのため、スキルの構想を考える段階で、同時に「最後までモチベーションが保てるか」についても考えます。自分にとっては「開発をしていて面白いと思えるか」がそれにあたります。もう少し具体的に言うと、新しい技術の試行錯誤の過程や、スキルのアイデアが形になっていく過程などを感じられるか、ということです。

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以上がAlexaスキル開発時に私が大事にしていることです。現時点ではあくまでも個人開発なので趣味の範囲で作っていますが、趣味の範囲だからこそ自分のポリシーをもってやりたいと思って取り組んでいます。

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