以前、noteに、レッサーパンダの放獣に関する話題を2回紹介していました。
1回目のnoteは2003年に放獣されたSweetyとMiniの紹介。
2回目のnoteは2022年に放獣されたオス2頭とメス2頭と8頭のレッサーパンダ放獣計画を紹介しています。
1回目の放獣は、顛末が公開されていましたが、2回目の放獣に関する顛末の報告が公開されるのを待っていました。そのような中……
先日(2024-10-2)に、インドのダージリン動物園より、X(旧twitter)に以下のポストがありました。
この内容は、1回目のnoteに記しています。
この内容は、2回目のnoteに記した内容ですが、計画が8頭から9頭に変更されたようですね。9頭のうち4頭は、オス2頭、メス2頭はnoteに記していますので、さらに5頭の放獣がなされています。
この内容は、初めて目にするものです。そこで、ダージリン動物園の取組むレッサーパンダの放獣について改めて調べてみたことろ、以下の情報を見つけました。
https://darjeelingzoo.in/web/pdf/conservation/con_prog/cbp_red_panda.pdf
この資料は、レッサーパンダの紹介、ダージリン動物園のレッサーパンダ保護繁殖計画の取組みの紹介および、その歴史。レッサーパンダの展示場とエンリッチメントの紹介、医療ケアの概要。そして、求めていたレッサーパンダ放獣の歴史と顛末の概要が紹介されています。
これは、1回目のnoteで紹介した内容ですね。
このパートは2回目のnoteで紹介した内容ですが、『two survived.(2頭が生き残った)』と新しい情報が付与されています。
こちらは、本noteの最初に紹介した、ダージリン動物園のX(旧twitter)のポストに書かれていた、放獣したメス3頭が野生下で交尾&繁殖し、5頭の仔パンダがうまれたという内容ですね。放獣計画では9頭なので、オスメス2ペアの4頭と、仔パンダを産んだメス3頭。放獣は残り2頭です。
こちらが、“残り2頭”の情報ですね。放獣された時期が発情期の終わり頃なので、繁殖につながる可能性は低いと思います。ただ、無線首輪を装着し、行動、移動、生息地の嗜好性が調査されると記されていることから、新たな研究論文が発行されることでしょう。