【地域医療×フリーランス】病院とフリーランスが本気で手を組んだらまちは盛り上がり、医療課題は解決されるのか!?
◆実験の目的と背景
作業療法士としてリハビリテーション病院→デイケア→訪問リハビリ→福祉センターと経験。
訪問リハビリに従事してから、年齢を重ねても、身体が動きにくくなっても、自分の趣味や仕事を大事に生きている人は、昔から地域の方との交流が多く、自分の周りも大事にしてきた人だと思いました。
それから臨床を離れ、子育てや新しい働き方を通じて感じるのは、学校や医療機関を含めた地域・社会とのつながりの中で人は生きているということ。その中で自分・家族が心地よく暮らしていくには、地域のことも知っていく必要があるということ。
臨床から離れた社会で触れてきたいろいろな考え方や視点を踏まえて、自分ができることは何だろうかと地域に興味が向いていたときに、行政と一緒になって面白いことに取り組んでいる掛川東病院が企画をすると知り、参加したいと思いました。
◆検証したいこと
バイオ(身体)・サイコ(心)・ソーシャル(社会)の視点から、地域の「健康」にアプローチできるか
◆活動の概要
①あたLABムービープロジェクト「子ども向け医療介護教育動画コンテンツ」
地域の子どもたちと「健康とは」を学べる動画コンテンツの作成や子どもたちと地域・医療の接点を作るプロジェクト
▶子どもたちが「健康とは」に興味を持てる、深められる視点を考える
▶他市の取り組み、既存の動画を参考に内容を考える
▶動画の取り組み
・地域のことを知る(ドキュメンタリー)
・知識を楽しく学ぶ(参加型動画)
・動画で子どもたちへ問いを投げかけ考えてもらう(ワークショップ)など
【スライド画像参照】
②たわわ「コミュニティラジオ」への興味
6.12.たわわ参加にて「病院の定期的なラジオ配信でナースコールが減った」という話を聞いて「ラジオを聴く」という受動的な活動によって行動が変わることへの興味が湧きました。
▶定期的な配信や声の主(質)によってさまざまな行動変容が得られれば、社会的にも有益な取り組みとなるのではないかと思います。
・定期的な配信により、退院してからの生活リズムが整いやすくなると、介護者も本人にも負担の少ない方法で病院から在宅へ移行時のADL維持に役立つ可能性
・食事の前に子どもの声で食事の促し(院長案)→食事量が増える可能性
・寝る前にα波に近い声質での配信→夜間不穏が減る可能性
▶リクエストを取って流すという個人への寄り添いにより安心感が向上する(ケアする声のメディアより)
▶院内で聴き手側だった人が退院してから配信側へと移行するシステムで社会参加の仕組みを作る
▶寄り添うコンテンツとしてどのようなものが考えられるか書籍などからヒントを得る
【参考資料】
「ケアする声のメディア: ホスピタルラジオという希望」→読書中
「ケアするラジオ: 寄り添うメディア・コミュニケーション」→注文予定
③ファンを増やす「健康増進」の意識を高める発信とは
掛川東病院公式Xの発信で地域にファンを増やし、健康増進のための意識を高める
▶どんな発信が地域の心をつかむのか、基幹病院クラスでXの発信に成功している事例をピックアップし研究する
▶発信の方向性、行動につながる内容や伝え方を考える
◆アウトプット・成果
・MTGを通しての意見交換
・調べたことをスラックやシートなどで共有
・自分のアカウントでいろいろなパターンで健康増進につながるようなつぶやきをしてみてどれが反応がいいかを探ってみる
◆実験の測定方法
・活動内容の記録の振り返り
(具体的な内容と取り組みへの主観評価)
・最終、進捗度を100%で表す
◆スケジュール・進め方
・6月:計画書作成
・7~8月:情報収集・共有
・9~11月:実践
・最終月:振り返り・継続
少しでも取り組む、関わる、参加するを目標に取り組みます。
半年間よろしくお願いいたします。