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【日野さんファミリー物語】#003

#003「まさじいとご対面」

のぶさん57歳(相続master)

「こんにちは~、今日はお招きいただいてありがとうございます。
つよぽんの先輩で田中と申します。八王子で相続masterを仕事にしてますので、今日はお役に立てるように頑張ってみますね!」


母親75歳(かずママ)

「あ~、のぶさんね!つよぽんから聞いてるわよ。
パパは、ちょっと頑固だけど悪い人じゃないから宜しくね」

■食事をしながら他愛もない会話をし、場所を変えて
まさじいの部屋に移動する「つよぽん」と「のぶさん」…

まさじいの部屋

のぶさん
「いや~、素敵なお部屋ですね!
お父さんは、昔バリバリの企業戦士だとお伺いしたんですが、その頃のお話を少し教えてもらってもいいでしょうか…」

まさじい
「そうかい…、じゃあ少しだけなら話てもいいけどね…」

■少しって言ったのに、まさじい武勇伝は2時間も続き、
本人もすっかり上機嫌の笑顔で、のぶさんが気に入った様子…


すっかり打ち解けた3人

まさじい
いや~、私も企業戦士として働いてきたけど年齢には抗えなし、元気なのも10年か15年か…そろそろママの言うとおり何か考えないといけないのかな~

もし、終活とか相続とか考え始めるとしたら、まず何から手を付けていいのか全く分からないからね…のぶさん!あなたなら何を提案するのかな?

のぶさん
はい!最初から難しいことを始めると面倒になると思いますから、まずは、お父さんの歴史でも振り返ってみませんか?

どこで生まれて、何を感じながら育ち、結婚して子供を授かり、そして今はお勤めを終えて地域貢献をされている。その軌跡を文字で綴りましょう。

エンディング・ノートとも言われてますが、書式やスタイルは自由ですから、お父さんの思うままに自由に綴ってください。そこから感じることや見えてくる自分の想いが湧いてきます。

また2週間くらいしたら寄らせていただきますので見せてくださいね!

まさじい
わかった!なんかプレゼン資料を作るみたいにワクワクしてきたよ!
上手くできるか不安だけど頑張ってみるから、のぶさん!また来てよね。

■解説
一件、頑固そうに見える人でも本音は悩み、迷っているのではないかと思います。奥様や家族に言われるとプライドが邪魔をして素直になれない…

そんな時は、信頼できる第三者にお願いして、そっと背中を押してもらう。頑固を装っていた人でも第三者(できれば専門家)から優しく言われると、素直になれるのかもしれません。

ある日、突然に「その時」が訪れて、家族に迷惑をかけない様に、できる事から一歩一歩が大切なんだろうと思います。

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