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学校いかなくても大丈夫!問題は行かないことじゃない!

「マイナビ子育て」に、棚園正一さん著『マンガで読む学校に行きたくない君へ』の連載が始まったそうです。息子と私の奮闘記が掲載されています!

最近、息子がが思春期になって

あぁ、なんてかわいらしい小学校時代だったんだろうと、思い返しています。フリースクールで毎週金曜日に親子でお散歩行けたの、どんだけ贅沢なことだったんだろう~。そして、思春期は考えられないほど面倒くさいものなのかを思い知っているこの頃笑

学校に行けないのはその子の問題じゃない。教育と社会の問題

学校になじめない子は、行かなくていいし、それは問題でも課題ではない。不登校を解決!とか言ってんな!解決するのは窮屈な教育システムと社会でしょうと本当に心からそう思う。環境が変われば、子どもをまるごと理解してくれる社会があれば、子どもは自分に合った場所で笑顔を取り戻すんだから。

問題なのは、学校に行かない子どもじゃなくて、それを問題だとしてしまう社会にあると、声を大にして言いたい。

子どもが学校に行ってなくても、お母さんは自分のせいって思わなくていいし、絶望を感じなくていい。経験者として、それが難しいのはとてもよく分かるんですけれどね……

こうなんていうんですかね。何回もいろいろ不登校だのなんだのを経験すると、耐性がついてですね。あまり大事に感じなくなりました笑

息子が思春期になって。児童精神科で叱られた

とはいえ、まるで起きられなくなってしまった思春期息子に、でも頑張ってたたき起こせば何とか起きる息子に、超絶イライラしてたんです。頑張れば学校行けるのに何で起きないんだって。それはそれは壮絶な戦いでした

病院の先生に愚痴を言ったら、怒られたんですよね。

「息子くんが起きないからって、あなたがイライラするのは関係なくないですか?」って。

「でも。そうはいっても、言わないと(言っても)歯も全然磨かないんですよ!起きなかったらこのままズッと寝てしまうことになる。そんなの困ります」と対抗したら、

「でも歯を磨かないで虫歯になって困るの息子君ですよね。ズッと寝てしまうことになっても、お母さん関係ないですよね?」

(病院連れてくの私だから関係あるけどな……)

と思いつつ、

「息子君の課題と自分の課題を分けましょう。どうあっても

ガミガミするの良くないです」って

叱られたんですよね。

「あ、確かに。息子が起きないことは息子の問題で私の問題じゃないな。私イライラするの関係ないわ」

そのときストンと腹落ちしました。

心理学で「課題の分離」といいます。

私がイライラして頑張ったところで、息子の課題だしどうにもなんないな。ってめっちゃ納得したんですよね。納得に至るには、壮絶なる戦いがあったからこそなのかもしれない。そうに違いない。

自分の好きなこと楽しんだらイライラしなくなった

ってことで、お母さんは息子君のことにイライラするのはやめて、自分の仕事や趣味にいそしんでくださいとのアドバイス通り、好き勝手にやり始めてみることにしました。結果。めっちゃ楽じゃん、これ!!人生長いから数年~10年くらい、転んで怪我して寄り道して良いじゃないか。と思えるようになりました。するとお互い笑顔が増えたんですよね。

息子は今日も笑顔だな。ウンウン。今日も良い日だね!

めちゃくちゃ褒めて良いところばかり目につく

(もちろん思春期ホルモンが渦巻いている息子はそれどころじゃない嵐の日もたくさんある。しかし私ができることと言えば、見守るのみなのです)

と少し距離を持って彼を見守ることができるようになったわけです。子離れの第一歩ができた瞬間だったように思います。

まったくの余談ですが、これは自分をすごく褒めたい事案なんだけど、まずアドバイスを聞いたら実践できる、私には素直さがある笑。そして、息子と娘はそれをガッツリ継いでいると思う。そんな彼らを私はすごく誇りに思っている。

やっぱりふたつの学校行かない期(小学校思春期前と、思春期)を経験して見て思うのは、発達ステージによって関わり方も違うって事。マンガの私は、それこそ親子二人三脚で、息子の道を見つけて切り開いて歩いてきたんだと思いました。

それに学校に行かなくなると、子どもがそれぞれに理由があるのと同じように、お母さんにも受け止め方や納得の仕方がそれぞれにあると思う。

だけど、どっちの不登校も、学校行かなくても大丈夫だよ。と私は声を大にして言いたい。一番大事なのは、息子の良いところが潰れないでいること。心が壊れないでいること。それができていれば、将来何かやりたいことができたとき、キット一歩踏み出せる力になる。その心が、きっと息子の背中を押してくれると思う。

押せなくても、社会には支援してくれるシステムがたくさんあるじゃないか。なんとかなる。誰かに助けてもらえば良い。なけりゃつくればいい。と私はとても気軽に思春期の息子との日々を過ごしています。

吐き出す場所と、楽しみの場所をつくろう!

で、こんなにお気楽に毎日楽しんじゃってる私は、もちろん勝手にお気楽になっていったわけではなく、まわりにたくさんの人に応援して助けてもらって見守ってもらえてきたから。

例えば……近所のおじいちゃん。私たち親子とフリースクールIFラボのことを応援してくれていて、近況を話したら

「人生なんてお天気みたいなもん。雨の日だって晴れの日だってってある。自分でお天気は変えられないからね。ジッとしてたら、またきっと晴れる日が来るよ。人生長く生きているとね、いろんな人を見るんだよ。困難を経験した人は強い。だからキット大丈夫」

って、励ましてくれる。

遠く北海道で、同じように私たち親子とフリースクールIFラボを応援してくれるおじいちゃん先生も、私が笑えるように応援してくれる。
「うまくいかなくて順調!
思春期なんて嵐みたいなものだから、今体の中が暴風雨なんだよ。数年経てば落ち着くから。会長(マンガオタクの会長と呼ばれている……笑)はオタ活にいそしんで。きっと、うまくいく!大丈夫!」

「いつでも話聞くよ。遠くにいるけど、心はいつもそばにいるよ」

と応援してくれる、異国に住む親友がいる。
私たち親子は、こんな風に素敵な人たちに囲まれて、見守られて、応援されて今がある。

だから、子どもが不登校で辛い。って思ったら、子どもを何とか元に戻そうとするんじゃなくて、自分の辛い気持ちを吐き出せる場所を見つけてほしい。家にいると、絶対に吐き出し口が弱い子どもに向くから。母子分離不安があるなら、どうにかしていろんな人に頼りながら外に出て、大人にガンガン不安をぶちまけてほしい。聞いてくれる人はたくさんいるよ。

そして、不安をぶちまけるのと同じくらいの熱量で、自分が楽しめることを見つけてほしい。歌とか楽器とか、超おすすめ。息を大量に使うから、超ストレス発散。楽しいことをたくさん見つければ、落ち着いて子どものことを観察できるようになるから。楽しみの依存先もたくさん持ってほしいと思います。私の依存先は、漫画・小説・Britan's Got Talent・歌・フルート・時々ピアノ・弾き語りにチャレンジ中・レジン・観劇・ホントはやりたいことが他にもあるんけど、みんなにやりすぎだからって止められている……笑

自分が辛いときに、きっとその好きなことが自分を励ましてくれるから。大丈夫だよって言ってくれるから。私も同じようにアドバイスを受けて、本当にそうだったから。今、つらくて暗いトンネルにいる方に、ぜひ試してほしいです。

かわいいチー坊と、私の頑張ってきた小学校時代を是非読んでみてくださいませ!!!


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